オーヴァー・ザ・1/4マイルズ・作者 4E様

 さて、読み終えたので感想を書きます。


『オーヴァー・ザ・1/4マイルズ』 作者 4E 様

https://kakuyomu.jp/works/4852201425154984464


 ジムカーナ経験者である石田昌行さんから及第点をもらったらしいんだが、京から見ても結構リアルな表現じゃないかなって思います。ぶっ飛んだ設定じゃないんだよね。段階を踏んでチューンアップして行くのは好感が持てます。もしかして整備経験者かなって思って質問したんだけど、整備経験者ではないみたい。


 京が思うに、この作者はクルマが好きで好きで仕方がないんじゃないかな? そしてその好きな車の中で最も好きなのがトヨタMR2ではなかろうか……と思うんだけど、どうだろう?


 最後にMR2はリヤタイヤが外れてクラッシュしてしまうんだけど、これは有る得るんです。


 MR2はトラクションのかかるミッドシップレイアウト。なのにドラッグレースではどちらかといえば少数派。これはドライブシャフトやトランスアクスルの強度が『トヨタ品質』だから。


 京が感じるトヨタ車のイメージは『100馬力のクルマに100馬力に耐える部品で出来てる』って感じ。多分だけどユーザーの99%はドラッグレースに出ないし峠を攻めない。だから必要十分な強度しか持たせていない訳です。


 作者もその辺りを理解しているんだろうね。途中でミッションがブローしたり、最後にタイヤが外れたり(多分ドラシャが逝ったんだろう)とか、難しい所は置いておくとして妙にリアルなんだよね。ドラッグレース会場の様子とかも含めてね。


 180SXのS30風フェイスキットはまだ売ってるんだろうか?


 エンジンとミッションが出て来る物置のシーンが京のハートを射抜いたりしています。日進月歩でチューニングパーツが進歩する中、当時物って雰囲気とかコレクションには良いかもしれないけど実用的には……だよね(苦笑)


 うん、これは認めよう。石田さんから及第点、京も認めましょう。京が認めたところで何の栄光も無いけどね。認められるってのは良いもんだ。


 ん? ストーリーに触れてないって? そこは京の守備範囲外でござる。ただ、甘酸っぱくて悪くないぞ。少し前に投稿されたお話ですが、クルマ好きなら一度でイイから読んでみてください。


 主人公のその後が気になります。多分サーキットには戻れなかったんだろうなぁ。

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