第27話【実物と違うって良くあるけれど、出来た部下に感無量です】


【謁見の間】


 眼前に立ち並ぶ魔王夫妻とその娘は、実物と多少異なるが(主に魔王様本物)、まあいいだろう……


「ベライザよ、見事な腕前で我が妻を制作してくれたな。誉めてつかわすぞ、今後ともその魔法で軍を指揮するがよい」


「ハッ!!ありがたき幸せ!!」と【竜蔦】は、片ひざをつけながら頭を下げる


「ペコリーノよ、其方そなたの剣速はもはや【魔界一】と豪語してもよいだろう。可愛らしく見事な娘だ。今後とも精進するがよい」


「ハッ!!いつだってあなた様魔王様が私を強くしてくれます故!!」と【覇将】は、片ひざをつけながら頭を下げる。


「パリシよ、お主の創造力は我が国魔界に【富】と【栄光】をもたらすだろう。我の像は娘に譲るとしよう」


幸幸幸幸幸幸幸ハッ!!貴方様の幸幸幸幸幸幸幸力を象徴した幸幸幸幸一品をイメージ幸幸幸!!致しました!!」と【死死舞】は、片ひざをつけながら頭を下げる。


 緊張した面持ちで「コホンッ」と一咳すると、本題へ入る。


「この白布に封印されている強大かつ凶悪な魔物姫様を主らの力を持って復活させてほしいのだ」



【母上へ 部下の力で想像を創造にできそうだよ!!】

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