アンチや批判的なコメントを前にモチベーションを保ちたい人に贈る一切叱らない系励ましエッセイ
初めましてこんにちは、長埜です。
読者からのコメント、それは禁断の果実。
ただでさえ小説の感想なんてなかなかいただけない世の中、応援や好意的なコメントがつくのは膝から崩れるぐらい嬉しいものです。「これで私もっと頑張れる!」という気持ちになります。
しかし、それが否定的なものや、中傷的なものであったらどうでしょう。
時には、「そんなこと言われるぐらいなら書くのやめてしまおうかな……」なんて考えも過ぎるぐらい、傷つくこともあると思います。
ですが、あなたはここで筆を折ってしまっていいのですか?
本当に?
否!!!!
そんなわけで今回は、「アレなコメント貰ったけど本当は書きたいんだ! 励ましてくれ!」という方の為のエッセイです。
大丈夫!!!!
私はうっかり自分がネットでバチボコに叩かれてるのを見て傷ついた人間です!!!! アレは見ない方がいいぞ皆様!!!! では書いていきます!!!!
1.その人はあなたに寿司を奢ってくれないという事実を忘れない
寿司も奢ってくれないで悪口ばかり言ってくる人に、何故私達は時間を割いてやらないといけないのでしょうか?
落ち込む時間も、怒る時間もです。
そもそも悪口って無責任な発言なのですよ。
あなたがその悪口によって傷つき、小説を書くのをやめたとしても、ヤツらは決して「どうしてあんなこと言っちゃったんだろ」なんて思いません。むしろあなたの書く小説の影響が大きければ大きいほど、「やったぜ! ヤツをアビスに追い込んでやったぜ!」と喜び踊ります。
なので、結構酷いこと言われたとしても、「コイツこんなに色々言ってくるけど、寿司奢ってくれるわけじゃないんだよな……」と割り切りましょう。
そんで寿司でも食べて忘れましょう。
2.他人に幸福を預けない
悪口言われましたね、悲しいです。
しかし、私は別にそやつの為に書いているわけではない。
大体ね、少々偉そうな事実を述べさせていただけるなら、こちとら無料でコンテンツを提供してる側なんですよ。それをとっ捕まえて「良くなかった」なんて、もうこちらから言えることとしては「じゃあ見るな」ぐらいです。
来なくていいのにやってきた、見なくていいのに見た、言わなくていいのに言ってきた。
これらをわざわざやる人間を何と呼ぶか、ご存知ですか?
そう、暇人です。
どうかその暇を持て余した人に、あなたの幸福を預けないでください。あなたの幸福は、あなたがしっかり握って管理してください。
3.聞く価値がある人か、聞く価値のある言葉か
実はここってすごく重要な所です。その批判や悪口は、一体誰に言われて、どんな内容だったかということが。
アンチコメントを受け取った時ってあまりにショック過ぎて、「もう死のう」ってなるんですけどね。そういう時こそ、落ち着いて細かく仕分けて参りましょう。
まず、誰に言われたか。
流石の私も、手塚治虫先生に「キャラの魅力が今ひとつ」と言われたら悲鳴を上げて卒倒します。いや、手塚治虫先生の目に触れた時点で私はしがみついてどこが悪いかどうしたら良くなるか逆に誇っていい点はどこかを泣きながら聞き倒すと思うのですが。
ですが、ただ匿名で悪口をぶち投げてきた人に対しても同じ対応をするかと言われたら……。
否です。誰だお前、この私に偉そうに。
次に、何を言われたか。
流石の私も、「行間空けをもう少し減らしてくれたら、読みやすくなって助かります」と自分の気づいていなかった部分を(優しく)指摘いただけたら喜んで取り入れます。批判、というかアドバイスと呼ぶべきでしょうか。
ですが、ただ「面白くなかった」と言われるだけだったらどうでしょう。
これはもう「さよか……」と返すしかない。いや他にどう返したらいいんだ。何しに来たのお前。
よってこういう系は即削除してブロックでオッケーです。え? 作者ならどんな意見も受け入れ取り入れなければならない? 必要な情報を取捨選択できる自己管理力のある人間に、謎の雄叫びを上げながらウ◯チ投げつけるだけしか能の無いヤベェヤツが何言ってんだ。同じ土俵で会話できると思うなよ。
4.悪口を言うヤツは、どう考えてもヤベェヤツ
もうお分かりでしょう。悪口を言うヤツは基本的にヤベェヤツなのです。
だって顔と名前を隠して、殆ど絶対的に安全な立場で一方的にアンチコメントを投げつけてくる者共ですよ。関わるだけ時間の無駄であるヤツだと断言できます。
いや、言ってる本人自体は大したことないんですけどね。ちょっと真実をお伝えしますが、アンチコメントを投げてくる人は基本的に不幸せで満たされていない人なんですよ。
幸せで幸せで堪らない人は、誰かを傷つけたいと思いません。誰かを下に見たくて、誰かを苦しめたいという人間が、こういった地味で卑怯な行動を取ります。そして大抵この手の人は、無意識の内に中傷した相手に嫉妬している場合が多いです。
例えば、自分より読者が多いから。例えば、自分よりファンが多いから。例えば、自分より書くのが上手いから。
満たされないその人は、眩しいあなたが羨ましくて、その人にしがみつき呪いの言葉を吐き、自分と同じ場所に引きずり下ろそうとします。だから悪口なんて言わない方がいいんですよ。これほど憐れな自己紹介は無いんですから。
悪口ってただの凶器なんです。ほんと、単なる人を傷つける手段でしかない。
こう言うと、「いや自分はこの人がより良くなる為に書いてやってるんだ」なんて言う人がいるかもわかりませんがね。でも、相手を思って言葉を残そうとする人なら、普通相手の耳に届きやすいよう言葉を工夫すると思うんですよ。
つまりそれをせずにただ悪口をぶつけてくるヤツは、向こうにいる人を人とも思っていないヤツか、シンプルに人を傷つけたいと思っているヤツです。ほら出た、ヤバいヤツです。遭遇したら早めに逃げてください。
ちなみにそれでもまだ「自分は相手を思っている」とほざいてくるヤツは、それはそれでどう考えてもヤバい人間なのでやっぱり一刻も早く距離を取ってください。
はい、今回も色々書きましたね!! かくいう私も、先述した通りアンチコメントにボコボコに凹まされたことがあります。それについてちょっと語ろうと思うので、お時間のある方は少しばかりお付き合いください。
以前ちょっくらエゴサしてとあるWebサイトを覗きました時にですね、数名の方に意見されてたんですよ。
「コイツの描くキャラ絵は良くない(要約)」「何故キャラ絵を自分で描いたのか……それさえ無ければ(要約)」と。
……。
絵!!!!?????????
よりにもよって絵(注意書き&別ページ掲載&間違えてクリックした人の為に数行間を空けていた)!!!????? 絵(ファンアートがほしすぎて「キャラの顔こんなイメージだよ」って載せてたんスよ)!!!!??? え!!!????? そこじゃないよ!! 見てもらいたいのも言ってもらいたいのもそこじゃないよ!!!! お願い内容!!!! 内容について語って!!!! なんでそこ!!!! ナンデソコ!!!?
しかし驚くべきことにこれだけで傷ついたんですよ、私。めっちゃくちゃ傷ついたんですよ。
そんで、思ったんですよね。
おんどれぇ、と。
ねぇ、結局はそれでいいんですよ。言っていいこと悪いこと、見なくていいもの見ちゃったもの。色んな自由がこの世にはあって、どうしてもその倫理は統一なんかされません。
向こうは誰の目にも触れる場所で、私(の絵)(ほんとなんでだよ)をクソミソに言った。
私はそいつに対して、勝手に検索して見ちゃって「二度と来んじゃねぇ」と思った。
無視しましょう。無視できないなら、散々怒りましょう。そんで一人でムカつくだけムカついたら「さて、書くか」とまた筆を取りましょう。
どうか怒ってください。どうか強くなってください。
「私に才能は無かった」なんて泣いて、「しんどい」と筆を折らないでください。
勿論無理なら逃げて、離れてください。あなたのメンタルと健康を犠牲にして得られるものなど、ロクなものではありません。
でも、そうやって辛い、苦しいと思われるご自身の心だけは、どうか責めないでやってください。その鋭敏なあなたの感受性は、とても得難く、また物書きとして間違いなく向いています。
そして叶うのなら、やはりどうか書き続けてほしいのです。あなたの優しい感受性は、傷つきやすい人に寄り添える世界を内包しています。
あなたの世界は、書いた文字は、アンチの言葉とは違い、誰かの一瞬を救うことができる素晴らしいものです。死にたくて辛くて堪らない、その一瞬を掬い上げることができる奇跡のような存在です。
断言できます。何故なら私も、かつて文章に掬い上げられた人間の一人だからです。
大丈夫ですよ。あなたなら大丈夫です。よく表現者のメンタルは豆腐と聞きますがね、ぶっちゃけ自分の書いた文章をネットの海に公開できるって時点でとんでもねぇ強メンタルですよ。どう考えても見えねぇ所から悪口言ってくる奴よりすげぇ土台持ってますからね。これはマジです。
そんなわけで、現場からは以上です!
みんなー! 負けずに頑張ろうねーーーー!!!!!!!!
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