第18話 僕は嬉しかった

 YURIKAちゃんから電話がかかってきたのは13時すぎのことだった。


今日は日曜日で特に急ぎの仕事もなかった。

僕は昼の12時まで眠っていたが、13時には起きてコーヒーを飲んでいた。


寝ても覚めても頭の中はYURIKAちゃんでいっぱいの僕は、それでも新聞を読む。


やはり内容は頭に入ってこないのだが、、、。


そんな時にYURIKAちゃんからの着信だ。


僕の胸はドキドキと高鳴った。


僕はコール1回で電話に出た。


「もしもひ!?」


やってしまった!!もしもひって、、、。

僕はなんで、こんななんだ!!


「あの、昨日は大変失礼致しました。

私の言動で社長さんに不愉快な思いをさせてしまって、本当に申し訳ありませんでした。」


YURIKAちゃんの声は震えていた。

もしかしたら泣いているのかもしれない。


僕は、はっきりと、そして堂々と言った。


「YURIKAさん、僕は不愉快になど、全くなっていません!!

僕は嬉しかったんです。夢のような一時でした。僕はあなたが望むなら執事、、、あ、、、いや、、、あの、、、。」


僕は一呼吸おいた。


我、頑張れ!!


これはチャンスだ!!


「YURIKAさん、お話したいことがあります!!これから会ってもらえませんか?」


よし、よく言った自分!!


しかし、YURIKAちゃんはなんと答えるか、、、!?


僕は興奮と不安で時間が止まったような錯覚に陥った。


YURIKAちゃんの返事は、、、!?


ドキドキドキドキドキドキドキドキ


、、、、、、、、。


「はい、私も会いたいです。」


ヨッシャッーーーッ!!


やったぞ、やったぞ自分!!



僕たちは3時30分にYURIKAちゃんの撮影場所に近いカフェで会うことになった。


僕はしっかりと歯を磨き、髭を剃った。




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