第17話 謝罪しよう、、、。

 私は悩んでいた。


どうしよう、、、社長さんにすごく失礼なことした上に、頭にキスしてたなんて、、、。


考えただけで顔が火照る。


しかも意味わかんないことも言っちゃった、、、。


結婚とか執事とか絶対引いただろうな。

きっと幻滅されたにちがいない。


せっかく応援してもらっていた上にCMにも起用してもらったのに、これでは恩を仇で返しているようなものだ。


「はぁ、、、。」


百合華はため息をついた。


私は一目見た時から彼の事が気になっていた。


威圧感のない容姿と雰囲気、かわいい動き、そして若い男の子にはない大人の包容力、、、。


好きになっちゃったのかもしれない。


なのに、、、。


でも、、、。


このままにはしておけない!!


ちゃんと謝ろう!!


今はおそらく寝ているだろう。


「よし、昼すぎに謝罪の電話を入れよう!!」


百合華は気持ちを切り替え、夕方からの仕事に備え寝ることにした。


そこはプロのモデルだ。


絶対にプライベートの疲れを仕事に持ち越さない『人気モデルYURIKA』であった。

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