第13話 二人っきり
目を覚ますと見覚えのあるホテルの部屋にいた。
白地に花柄模様の天井。エメラルドグリーンの壁紙。
パパのホテルだ。
どうやら私は眠っていたらしい。
起き上がり窓際へと目を向けると、そこに置かれた1人掛けのソファーにカメクラの社長さんが座りながら寝ていた。
時計を見ると午前1時30分を過ぎたところだった。
まずい、、、私ったら社長さんに迷惑かけちゃってる、、、。
私は酒癖が悪く今日みたいなことは珍しくない。
しかし、いつもはマネージャーのミカさんが面倒を見てくれていた。
なぜ社長さんが、、、!?
私、おかしな事してないよね、、、?
百合華の胸に不安が広がる。
私は設置されてあるクローゼットからブランケットを取り出して、社長さんの体を包み込むようにかけた。
風邪を引きませんように。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます