第11話 続きはホテルで

 あー、ふわふわする。

ん、なんでカメクラの社長さんとタクシー乗ってんだっけ?


まあ、よい、、、。


私、オジサンだーーーいすきなんだよね。


しかも背の低い人がタイプなの。

だって可愛いじゃない。

威圧感ないしね。


カメクラの社長さん、私のタイプにドンピシャだなあ、、、。


ムギュッてしたいなあ、、、。


確か私のファンなんだよね?


じゃあムギュッてしても嫌じゃないよね?


はっ!!


酔っぱらった姿見て幻滅してるかもしれない、、、。


どうしよう。


もう、聞いちゃえ!!


「社長さん?私、酔っ払っちゃいましたけど、幻滅してましぇんか?」


社長さん?え?どうなんだい?


「ふぁっ!げ、幻滅だなんてとんでもない!」


「じゃあ、わたすの事、しゅき?」


「すすすすすすきですうー!!」


「じゃあ、ムギュッてしてい?」


「ム!!ム!!ムギュッ!?」


その時、絶妙なタイミングでタクシーが停車し、運転手がドアを開けたのだった。


「続きはホテルでどうぞー。」


運転手が冷やかすように言った。

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