第96話 お人形なんか大っ嫌ぃ!




 気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!!




「オホホホホホホホホホホホホ🖤さぁ姫様プリンセス?貴女様も私の可愛い可愛い眼鏡ッ娘お人形にして差し上げますれば、お股もお胸も身も心も総て私に委ね開いて下さいまし♪」




 ヌメヌメと魔法のドレスの中を這い回る会長の手ナメクジが気持ち悪い。。。身体の中に無理矢理入られて来るみたいな嫌な手付き感じが、スゴくイヤ!!!




「オホホホホホホホホホホホホ🖤コレが闇の魔力!なんと、なんと甘美な味なのでしょう♪感じて頂きましてございますか、姫様プリンセス

 私の固有魔法『繋がる者(インベーダー)』は、相手をより深く侵す愛することにより、私との間に魔力的リンク繋がりを造ることが可能でございますれば、例え遠く離れていたとしましても。


 また眼鏡ッ娘人形同士に深い愛情関係が無しとしましても、この私を通しさえしますれば相手方の意思など関せず、好き自由に魔力の受け渡しが可能になるのでございます♪


 ンフフフ♪姫様プリンセスもようやくに私の眼鏡ッ娘愛しき人形達がとりわけ優秀で在りました理由、ご理解頂けましたご様子で🖤あ!そうでございます♪

 この度貴女様が歓喜の果て初めての悦びをお知りになられましたあかつきには、是非姫様プリンセスにも可愛いお人形の証可愛い眼鏡を差し上げなくてはなりませんね?きっと、よくお似合いのことと存じましてございますわ🖤オホホホホホホ♪」


「。。。そんなの、要らない!」




 みこは、誰かに触られるのが嫌い。。。

 だってみこに触って良いのは、大好きなお姉ちゃんだけだから。




「ホホホホホホ🖤。。。ホ?

 。。。な、こ、コレは。ゲホッ!ゲホゲホッ!!!ゲェェェェェェェェェェェェ。。。」




 みこは、誰かにお姉ちゃんを触られるのも嫌い。。。

 だってみこのお姉ちゃんに触って良いのは、みこだけだから!!!

 みこは、ヌメヌメレロレロと気持ちの悪い怪人ババアのどうでもいいお話を無視スルーしながら、ずっとどうやったら一番早くこの気持ち悪い怪人の攻撃ババアのハグから抜け出せるのかを考えてた。。。身体はギチギチのギュウギュウでガチガチだし、尻尾がずっとヌメヌメのレロレロな所為で魔力も消される。




「ヤメ、こ、コレ以上は!ゲェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!」




 だけど、答えは意外と簡単だった。

 ブスブスと黒い瘴気けむりを上げて腐り落ちていく尻尾達モフ×9。弾かれるみたいにみこから逃げた会長怪人ナメクジババアは、怪人ナメクジらしくゲェゲェと身体の中身キモいヌルヌルを吐いている。ぅぅん、難しいことなんかしてないよ?


 みこはただ、会長ババアとの繋がりリンクに大量の黑々を流し込んでみただけ♪


 思った通り♪多少みこの闇の力黒々に耐性があったとしても、みこのこのにお姉ちゃん以外の存在ゴミ我慢適応出来るわけがない♪




「ゲェェェェェェェ。。。何故、何故です!繋がりリンクが切れない!他の眼鏡ッ娘身代わりにも切り替わらゲェェェェェェェェェェェェェェェェ!」




 。。。切り替える?

 そんなことはさせないバッカじゃないの?バカな怪人クソババアのチンケな魔法リンクなんか、とっくの昔に書き換えた。みこは他の眼鏡ッ娘お姉さんと繋がるのなんて、あんな死に損ないの眼鏡のお姉さんと繋がるのなんてイヤ!絶対にイヤ!!!。。。。。なんでか分かんないけど、急にイラッとした。



「フフフ。みこちゃん?ウチみたいな魔法少女眼鏡ッ娘には、なったらあかんょ。。。?」



 一瞬見えた誰かの寂しそうに微笑んでいたお顔眼鏡が、何だかスっごくムカついた!!!だからみこは、右のお手々をギュッっと握る。黒々な闇の力イライラをいっぱいい〜っぱい込めて、目の前の会長怪人ナメクジババアに八つ当たりする為に、



『超必殺黒々右拳(ハイパーウルトラみこパンチ)!』



 をあの元凶のムカつくババアの顔面に、思い切り叩き込む為に!!!!!



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