第89話 拒絶なんか大っ嫌ぃ!



「ふぇ〜〜〜〜〜〜〜」


「よしよし。。。ぃぃ娘」




 お姉ちゃんを盗られたみたいで、なんか嫌。。。




「怖くなぃ、怖くなぃ」


「グス。。。お姉ちゃん、ごめんなさい」




 みこはもう独りぼっちだって諦めた知ってるのに、なんか嫌。。。




「ぃぃ。。。私は、貴女よりお姉さんだから」


「。。。いで」




 目の前の眼鏡が。。。優しぃお姉ちゃんに包まれているその居場所が。。。みこにはスっごく、羨ましいの嫌で嫌で嫌なの!!!!!!




「みこのお姉ちゃんを返してよ!前でイチャつくなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」




 溢れ出た黒い魔力ウネウネが、二匹の魔法少女目障りな姉妹を襲う。もぅ、ぃぃゃ。。。そう受け入れた諦めたはずの現実を拒絶するみたいに、黒い魔力ウネウネ魔法少女お姉ちゃんを追いかける。




「お姉ちゃん待って。。。待ってよ!!!!!」


『良いかい命っち、魔法少女にとって触手系ウネウネは最大の弱点なんだ♪』



 いつかの誰かが言ってた意味のわかんなかったアレも、あんなに必死になって逃げ惑う魔法少女お姉ちゃんの姿を見ると、嘘じゃ無いのかな?そう思えるくらいに魔法少女お姉ちゃんは、みこの黒いウネウネ伸ばす手を拒絶する。。。




「ウアァァァァァ!!!」


「お姉ちゃん!!!イヤ。。。ごめんなさい、私が、私の所為で。私が、」


「大、丈夫。。。平、気」


「でも!お姉ちゃんの左腕が。。。」


「グッッ!!!。。。貴女は、なにも。。。悪くない」




 ようやく届いたみこのお手々捕まえたお姉ちゃんの左腕。。。けれどお姉ちゃんは、みこの側に帰って来てはくれなかった。縋り付くみこの手絡み付く黒い魔力を振り払い、お姉ちゃんは眼鏡違う妹を抱っこしたまま、みこを避けるから逃げる様に距離を取る。。。


 距離を取って、腐り始めたみこが掴んだ左腕を魔法ので斬り落とす。。。

 。。。お姉ちゃん?お姉ちゃんは、そんなにみこの事が嫌いなの?

 みこは、ちょっと触っただけだょ?なのに、そんな汚いバイ菌が着いたみたいにお手々を斬り落とすくらい。。。みこの事が嫌い、なの?


 寂しかった。。。哀しかった。。。

 それからどうしようも無く、眼鏡あの妹の事がムカついた!!!


 お姉ちゃんのお胸の中は、みこの場所。

 お姉ちゃんの優しさいい匂いも、温かさ愛情も全部全部みこのモノなのに。。。。。



許さないバキン!!!!!!)




「。。。どうして?どうしてみこじゃ無いの!!!?」




 魔法の双剣を、お姉ちゃんと同じ死神の大っきな鎌へと形を変えて、委員長泥棒猫眼鏡クビを狙ったみこの一撃は、緑色の魔法少女お姉ちゃんに止められた。。。

 血も止まらない斬り落とした左腕で、ムカつく眼鏡可愛い妹護ろうと抱っこする優しい魔法少女お姉ちゃんに止められた。。。



「意味、不明。。。」


「お姉ちゃんは、みこのお姉ちゃんなんだよ?なのにどうして眼鏡委員長ばっかり構ってあげるの!?どうしてみこの邪魔ばかりするの!!!?

 お姉ちゃんは。。。そんなにみこの事が嫌い?みこより、その委員長メガネの方が。。。好き、なの。。。。。?」


「意味がわからない、貴女は何を。。。!?一、一颯いぶき。。。?違う!そんなはず無い!!!」


「そうだよお姉ちゃん、みこのお名前は命だよ?」


『我が身に宿りし二神ふたがみよ、逆巻く息吹で敵を貫け!雷颯ノ咆哮テンペストレイ




 拒絶嫌い。。。

 お姉ちゃんに吹き飛ばされたのビリビリと痺れる身体が痛かった。あっち行って!とお姉ちゃんに突き飛ばされた嫌われた、みこのお胸がスゴくスゴく。。。悼かった!!!


 。。。。。違う。

 そうだ、そうだよ。みこのお姉ちゃんが、みこにこんな意地悪をするはずが無い♪そうだょ、アレはお姉ちゃんのフリをした偽者。危ない危ない、もう少しで騙される所だったぁ♪


 そうだ♪みこにこんな面白いモノを見せてみこをこんな不快な気分にしてくれた二人には、何かおしてあげないとね。。。?フフフフフ♪





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