第33話 かわいくゴミ掃除なんか大っ嫌ぃ!




「あのね、お姉さん?みこに提案いい考えがあるんだけど?♪」




 なんだかとても気分が良かった不思議と全然痛くは無かった

 提案。そう言って、首に巻き付くムチをギュウギュウ引っ張る鞭子へ最大限の愛想を振り撒く満面の作り笑いを向ける私。

 あれ?そう言えば、最後に笑ったのっていつだっけ?久しぶりに使った作った所為か、ホッペの筋肉が微妙にピクピクする。



「えっとね、みこをこのまま黙って行かせてくれるならね?お姉さん達には、何もしないって約束するよ?は見逃してあげてもいいよ?♪」


「ハハハ♪何言ってるの?子猫プラムちゃん♪それじゃまるで、アンタの方が優位に居るみたいな言い種よ?

 何?♪新手の命乞い?」



 鞭子は笑いながら、私のクビに巻き付くムチにまた魔力電撃を込めて来る。別にもう痛くはないけど、ピリピリチクチクして不快嫌い

 まったく〜♪こんな静電気、どれだけヤっても無駄だって見て判んないのかなぁ?お姉ちゃん達もそう思うでしょ?♡



「じゃぁ、お姉さんはどう?♪」


「わ、私は。。。。。。お願い。

 お願いだから、もう抵抗しないで?私はもうこれ以上、貴女を撃ちたくないのこんなことしたくないの!」



 弓子は、撃ちたくないしたくない!とか言いながらも私に向けて矢をつがう。イヤなんだったら、辞めればいいのに。。。バカな変なお姉さん♪

 本当はお姉さんも、人間が殺したくてウズウズしてるんじゃないのかな?一緒だね?♪でもね魔法少女は、人間を殺しちゃダメなんだよ?フフフ♡




「あーぁ、いい考えだと思ったのにな。。。♪」


「。。。ね?この娘、頭逝っちゃったんじゃないの?」


「バカ!眼離しちゃ!!!」




 時間も勿体ないし。今さら考えに乗る良いよ♪って言っても、もう遅いんだからね?♡

 私は不用意に眼を離した鞭子の不注意を、見逃してなんかあげない♪だって悪いのは、油断した鞭子だもん。

 せっかく弓子が、油断し近過ぎちゃダメだよ?って言ってたのに、悪い鞭子♪ダメなお姉さん♪



「ギャッ!!!」


「ワァ〜♪お姉さん偉いねスゴ〜いちゃんと障壁、張れたんだぁバカなだけじゃ無かったんだ〜?♪」



 首に巻き付くムチを思い切り引っ張ると、鞭子は僅かに体制を崩したお股を開いた

 お望み通り私は、その無防備に開いたお股の真ん中を右ので思い切り蹴りあげてあげる♪もちろん膝に刺さったの、弓子の弓矢はオマケだよ?♡



 バチャ!とかビキブチャ!みたいな、怪人害虫の頭を思い切りアスファルトに叩き付けたエイ♡ってした時の様な?そんな感じの鈍い音。

 割れながら潰れて、そして矢が刺さってお肉が焼ける。そういう色んない音が、短い汚い悲鳴と一緒に辺りには響いた。


 うーん。。。でも、あの紫色コバエの時の方が上手く蹴れたかな?

 足先で蹴ったあの時とは違って、鞭子の身体が宙に浮き蹴りの威力は弱まってしまった気がする。。。



 ね?痛かった?ね、みこ上手に出来た蹴れた?お姉さん、ちゃんとお股グチャグチャになった?♪。。。ヤダなお姉さん♪今さら謝っても、もう遅いんだからね?♪



 受け身も取れず、地面にオデコもブツけた鞭子は蹲ったままピクリともしない静かに土下座している。ただスカートの下からは、ドクドクと血溜まりが拡がって来たからお姉さんの期待には応えられたかなお股はちゃんとグチャグチャに出来たかな

 。。。でもこれじゃぁ、グチャグチャって言うかビチャビチャだね?フフ♪



子!!!!!!」



 見惚れていた我に返った弓子が、土下座したままの子。。。?に駆け寄ろうとする。え!?本当は、鞭子が弓子だったの?

 じゃあ、実はお姉さん弓子の方が鞭子!?な〜んて♪



「ゴハッッッッッッ!!!」


「ダメだよお姉さん♪余所見なんかしちゃ眼、離しちゃ♡♡」



 私は弓子の油断も、見逃してなんかあげない♪自分で油断しちゃダメ!って言ってたのに、余所見をしちゃった弓子には。

 無防備に揺れるお胸の真ん中、一番防御力の薄い鳩尾命ちゃんプラムちゃんパンチをお見舞いプレゼントするね♡


 ビキビキ、バキバキと。障壁と一緒にお胸の骨が、バラバラに砕ける音がとっても綺麗だったでしょ?♪

 もちろんちゃんと死なない様に吹っ飛ぶと危ないから、弓子の身体がに浮く様少しすくい上げるみたいにパンチしたんだぁ♪だから鞭子の時とは違って、会心の一撃で倒せたの♡すごく上手にお掃除出来たよ♡




「。。。本当魔法少女って、バカばっかだね♪」




 私は魔法少女らしく、台詞を残して去って行く。2、3分は無駄にしちゃったけど、お股とお口から血溜まりを造るのに忙しい魔法少女達ショウジョウバエは、ピクリともしないまだ生きてはいる。。。



 お姉ちゃん、お姉さん♡ちゃんと観ててくれた?♪みこ、上手に魔法少女かわいくゴミ掃除出来たでしょ?♡簡単なことだった。どうせ殺せないのなら、魔法少女を人間だ殺そうとと思わなければ良い♪

 私はただ、襲って来た魔法少女飛んで来たゴミ優しく半殺しに親切にお掃除してあげただけ。ね、そうでしょ?♪お姉ちゃん♡


 かに私を怖い顔で睨む私にニッコリ微笑むお姉ちゃん達は、私にダメだよ?とは言わなかった私を上手だったね♪って褒めてくれた♡。。。




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