第15話 足手纏いなんか大っ嫌ぃ!
「。。。みこ、ちゃん?」
困惑、驚き、絶望。
私を観る
コッチを一瞬だけ向いた
フン。あれだけ師匠ヅラしてた自分の不甲斐なさを私に見られて恥ずかしいの?♪
(ムチャ!ボリボリ、ブチブチブチ。。。)
多分、こんな感じの音だった。
ただ中断された食事を再開しただけのソイツには、怪人や魔法少女の区別は無く。多分どちらもただの肉にしか見えてはいない。
「なんで来てしもうたん!って叱るべきなんやろうけど。。。みこちゃん、来てくれて。。。ありがとうな♪」
「。。。別に、。。。偶々通っただけ。。。だもん」
いつもの
けれど、浅くて速い呼吸、額に浮かぶ大粒の汗、地面に突き立てた刀でやっと立っているだけの身体に、殆ど使い切っている魔力と、肩の少し下から先の無くなった左腕。。。本当バッカじゃないの!!!?
こんな
私の殺気の隠った視線の先。
けど一人を除いて、他の動けそうな
そして、へたり込み自分の膝に顔を伏せるツインテールの頭をあやす様に撫でながら、ずっと
障壁の一番後ろ。使えない
でもアレももうダメ、心が死んでいる。
だって、委員長がずっと優しく撫でている膝に顔を埋めているツインテールには、もう
そして唯一心の折れていない、私をずっと涙目で睨んでいる
広域展開している結界魔法と他の
あ、でも
「みこちゃん、ウチがアイツを引き受ける。
そやからみこちゃんは、スミちゃんと皆を安全なところまで逃したって?」
「。。。」
「ダメっス!!!先輩はもう限界っス!囮だったらスミレにも出来る。。。だから皆は先輩が」
なんだ♪
私だったら迷わずそうした。自分からヤルって言ってるんだもん、止める理由も助ける価値も無い。けれど、
だったらこの足手纏い達を殺したくて殺したくて、ずっと
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