しっかりとしたミステリ群像劇でした。いい具合に主人公(多視点なので主人公というか最初の視点の人)の気が利かない上、周りにクズが多い。その中で良い人もいる。伊坂幸太郎とか好きな方におすすめです。完結済なので最後まで一気に読めるし、誤字脱字と文章量のブラッシュアップしたら書店に並んでてもおかしくないくらい。
完結お疲れさまでした!それぞれに悩みを持つ人々の群像劇。実話を彷彿させる現代社会の問題点が上手く盛り込まれていて引き込まれました。みんなどこかで引き返さないと取り返しのつかない事になる。とわかっていながら前に進んでてしまう。そんなとき、守りたい人がいたり、頼れる人がいるって大きなチカラになるんだな。と改めて気付かせてくれた物語でした。最後にはそれぞれに一筋の光が見えてよかった。次回作にも期待します!!