どこからともなくやってくる
最近、家の中に小さい蛾がやたら飛ぶようになりました。これは好き好んで育ててる奴ではありません。
成虫のフォルムは細長い三角形で、羽の上半分が明るい茶色、下半分が暗い茶色って感じのツートン。長さは1㎝くらいでしょうか。毎日のように出現しておりました。
どこかで湧いちゃってるんだろうなあと思いつつ、特に発生源にも思い当たらず。
……が、温床が分かりました。
母が納戸を片付けていたら、去年貰ったもち米の袋に穴が開いており、そこから蛾が湧いていたらしいです。穴は数カ所。ビニールの袋を食い破って侵入したと思われますが、どうやって????
調べると「シノメマダラメイガ」という蛾で、玄米やトウガラシ、チョコレート、クッキーやピーナツも食べちゃう名実ともにはらぺこあおむし(青くも可愛くもないけど)だった!
穀物や植物油脂がお好みのようで、あっそういえばインコ飼ってた時に鳥の餌にわいたことがあったな!と思い出しました。
餌箱の隅っこの方に何やら怪しいちーーーさいイモ虫と穀物の殻を糸でつづった繭だか巣だかのような塊を見たことがあります。おまえかー。
侵入経路で考えられるのは、蝉のように成虫が卵を産むとき、産卵管を刺して中に産む。でもこれやってるの蛾では知らないなあ、それにこの蛾がそんな強い腹持ってそうな感じじゃないし。
となると、幼虫が穴をあけるのか。調べたらどうやらこっちのようです。
どんなチョウやガの幼虫も、成虫と違って大体の奴は固形物を食べています。餌の葉っぱをはじめ「かじる」口をもっているので、袋も食い破って中に入っちゃうのだそう。また生まれたてはとても小さく、チャック袋のわずかな隙間や瓶の蓋の隙間も入れてしまうんだとか。
もうそうなったら防ぎようがないよな。何でもかんでもパッキン付きの容器に入れて冷蔵庫に入れないとならなくなっちゃう。
親も親で「なんか食べ物の気配!」と察するとその周囲に卵を産むんだとか。どういうセンサー持ってんでしょうね。
一匹家の中に入ってきても、その蛾が生む卵の量はたぶん10個20個じゃ済まない量。それでこうも毎日、またいる、またいる、といたちごっこをする羽目になるんです。
発生を抑える解決方法として一番いいのは封を開けたらさっさと食べてしまう事ですね。あ、でも今回のもち米、未開封だったのに。長く保存するにはちゃんとした容器に入れた方がいいってことだ。貰ったらすぐ食べればよかったんですね。
万一あやまって幼虫を食べてしまっても害はないようですが、もち米炊きあがった中にイモムシの姿を見たらまず泣くでしょう。乾燥食品でも食べて育っちゃうというので、一回開封して暫く食べないそうめん、お菓子、粉ものなんか気を付けた方がいいですよ。
しかし、もしダニが湧いていたら即処分した方がいいです。下手するとアナフィラキシーショックで病院送りになってしまうそうで……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます