第2話 本人は大真面目だから(震え声)




 その日、ギルドは異様な雰囲気に包まれていた。



 壁際に設置された掲示板の前にてごった返す人々の喧騒こそ変わらないが、それ以外の所は異様な緊張感が漂っていた。


 もっと具体的に言い直すのであれば、二つある『モンスター討伐業務受付』の内の一つに、原因があった。



 それはいったい何だといえば、青いのだ。



 美しくデザインされたラバースーツのような何かに身を包んだ者が、一人。体型を微塵も隠したりしないストロングスタイルなおかげで、その者が女性であるのが分かる。



 付け加えるのであれば、その女性のスタイルもまたストロングだ。



 ラバースーツ越しでも分かる豊満な膨らみが、どどんと二つ、前に突き出している。それでいてその下は細く、ででんと張り出した尻は、正しく桃尻というやつであった。


 恰好こそ異様だが、スリーサイズだけなら男の妄想をこれでもかと掻き立てる。


 ある意味、暴力的といっても過言ではない性的魅力を露わにしている女は……というか、アヤカは、無言のままに受付前にて仁王立ちしていた。



 ――ざわざわ、と。



 青くなっているアヤカ(比喩ではなく)の姿が認知されるに連れて、徐々に囁き声が増えてゆく。


 その声の一つは、幸運にも傍観者の立場になれているダブディではあったが、その雰囲気は御世辞にも朗らかとは言い難いものであった。


 まあ、無理もない。傍目からみれば、青色のよく分からん何かを見に纏った全身青色人間(しかも、顔はおろか髪の色すら見えない)が何をするでもなく仁王立ちしているのだ。


 例えその中身がアヤカである(断言)としても、正体不明の何かであることには変わりない。


 というか、この場にいる誰もが申し合わせたかのように、青色人間の中身がアヤカであると内心にて確信している辺り……止そう。



 ……とにかく、だ。



 仮にダブディが受付の立場であったなら、怒りを見せる前にその異様さに腰が引けただろう。


 それぐらい今のアヤカは不気味であり、引き攣ってはいても笑顔を保っている受付の女性……フェロン(既婚22歳)は、優秀であった。



「……アヤカさん、その恰好は何のつもりですか?」

「おや、何故、俺だと分かったのだ?」

「あなた以外にそんな恰好で来る阿呆はいませんのでね!」



 けれども、物事には限界というモノがある。


 辛うじて堪えていた何かはあっさりと限界を突き破ってしまったフェロンは、頭痛を堪えるかのように……いや、頭痛を堪えながら、「いえ、もういいです……」アヤカであろう青色人間を見やった。



「それで、いったい何用ですか? 薬草採取でしたら、所定の札を持って順番待ちの列に並んでくださ――」

「モンスター討伐業務を受諾する」

「――すみません、もう一回仰っていただけますか?」



 何時ものように処理を済ませようとしたフェロンは、思わずといった調子で手を止めた。


 と、同時に、それはフェロンに限らず、成り行きを傍観していたその場の誰もが同じように手を止め、足を止めた。



 あの……草取りアヤカが、討伐業務だと?



 それは、正しく青天の霹靂であった。何故なら、アヤカの臆病さは一部の界隈では周知されているぐらいに、有名なのだ。


 それらしく振る舞えば引手数多な美貌であるし、何で冒険者なんてものをやっているのかと誰もが首を傾げる、そういう女なのだ。


 実際、アヤカも自身が臆病であることは否定しないし、認めている。


 というか、他人が思っているよりも倍は臆病であると思っているし、その点については言われても仕方ないとアヤカは思っていた。


 なので、まん丸に見開かれたその瞳に見つめられた青色アヤカは……力強く頷いた。



「モンスター討伐業務を、受託するぞ……!」

「え、その恰好で? 正気ですか?」

「……そんなに変か?」

「いや、むしろそこで疑問に思う貴女が怖いのですが?」



 けれども、さすがに面と向かって正気を疑うかのような疑念の眼差しを向けられれば、さすがの彼女も思うところはあった。



「……これも決意を揺るがせない為だから、ご容赦願う」

「はあ、まあ、貴女がそう仰るのでしたら……では、討伐対象は何になさいますか?」

「うむ、ランター・ウルフを頼む」

「――え、いきなり?」



 アヤカから飛び出した単語に、フェロンは面食らった。傍で耳を澄ませていた人たちも同様に、こいつはどういうことだと言わんばかりに目を白黒させていた。



 ――ランター・ウルフとは、この世界において広く生息域が分布している、狼型のモンスターの一種である。



 基本的に群れで行動し、脅威ではあるが、その道の者からすれば楽勝な相手でとされている。ゲームで例えるなら、序盤に出没する敵キャラと言ったところだろうか。


 とはいえ、軽く考えてはいけない。


 序盤的なモンスターとはいえ、その牙は人の命を容易く奪い取る。手足の爪は皮膚を容易く切り裂き、捕捉されればまず自力で逃げ切るのは不可能……それが、ランター・ウルフなのだ。


 そんな危険なモンスターを、どうして……決まっている。その身体から得られる様々なモノが、売れるからだ。


 保温性に優れたその毛皮はもちろんのこと、味は良くないが食肉が可能。臓腑の一部は薬品の材料にも利用され、牙は様々な道具として活用される。つまり、捨てる所がないのだ。


 だから、冒険者はランター・ウルフを狙う。ある意味幸運なことに、(彼らからすれば不幸だろうが)習性を利用すれば一人でも倒すことは十分に可能である。


 そんなわけで、『冒険者』として生きていく為には乗り越えなければならない登竜門としても扱われており、一人で討伐することが出来れば、『冒険者』としては一人前扱いとなる……というのが、ランター・ウルフなのであった。



「……ランター・ウルフなのですか?」

「もちろんだが、何か不服なのか?」



 訝しんだ様子を欠片も隠さないフェロンの姿に、アヤカは小首を傾げた。傍目からみれば謎の青色人間が首を傾げていて不気味なのだが、誰もそのことには触れなかった。



「不服というわけではありませんが……まずは、アメーバから試してみては?」



 アメーバ……それは、ランター・ウルフと同じく、広い生息域を誇るジェル状モンスターの一種だ。大きさはだいたい全長50センチ程度で、見た目は赤色の核を持つ饅頭である。



 ぶっちゃけてしまえば、この世界における最弱のモンスターである。



 何故かって、動きが滅茶苦茶遅いのだ。粘液状の身体が故に動きは鈍く、4歳の子供にすら追い付けない。力もそう強くはなく、大人であれば振り払える程度しかない。


 唯一の強みは、粘液故に核を傷つけられない限りはダメージを受けないのと、他のモンスターからは狙われない(ネトネトして、嫌がられる)ぐらいだが……まあ、それだけだ。


 いちおう、その粘液は保湿剤や一部の潤滑剤として活用することは出来るが……何分、重い。粘液だから持ち運びの際には注意が必要だし、そもそも安く取り扱われている……だから、儲けも少ない。


 『冒険者』たちからは、あくまで練習用……すなわち、駆け出しが経験を積むうえでの相手であって、それ以上でもそれ以下でもない相手……それが、アメーバなのであった。



「――いや、それでは単価が低すぎる。やはり、ランター・ウルフだ」



 それ故に、まずは経験をという意味でフェロンは進めたのだが、アヤカは一蹴してしまった。


 まあ……何を受けるか受けないかは、冒険者自身に一任されている。


 職員であるフェロンの発言も、『そうした方が良いのではないか』という助言でしかなく、そこに強制力は欠片もない。


 だから、「はあ、アヤカさんがそう言うのであれば……」フェロンはそれ以上、何も言わなかった。相手が誰であれ、彼女の業務は変わらないからだ。


 何時ものように、フェロンは申請書をアヤカへと差し出す。


 この申請書は、別名『受理書』とも言われている物で、要は『何をするのか』というのを事前に記しておくものだ。


 この申請書自体は、そう大した意味はない。法的な拘束力や強制力はなく、書かなかったとて罰則はない。


 しかし、何かしらのトラブルが発生した場合、『何をしていたのか』が分かることでトラブル解決へとスムーズに至る場合があるので、拘りが無ければサインしておいた方が良い……これは、そんな書類であった。



「……アヤカさん、本当に御上手な字を書きますね」



 記載された文字列に目を通し、受理の判子を押したフェロンは何気なく呟いた。


 実際、アヤカの字はプロであるフェロンの目から見ても上手いと断言出来る代物であった。というか、歳だけ食ったお局様よりもずっと……そう、思っていると。



「昔、代筆業に滑り込もうかと思って必死になって勉強したんだ」



 ……無意識の内に呟いていたことを自覚したフェロンは、「――え、アヤカさんが?」それを誤魔化す意味も兼ねてそのまま会話を続けた。



「代筆業なんて、ここですらコネが全ての世界ですよ? アヤカさん、そんな後ろ盾(要は、家柄)があったんですか?」

「無いから、この様なんだよ……!」



 けれども、ずーんと頭を抱えて落ち込み始めたアヤカを見て……そのまま気付かないフリして誤魔化せば良かったかなあ……と、フェロンは思った。









 ……。


 ……。


 …………アヤカが住まう町から、別の町へと通じている行路(主要道路)には、馬車などの車輪によって出来た轍(わだち:地面に出来た、車輪の跡)が続いている。


 曰く、その轍に、モンスターだけが感知出来る僅かな人の臭いがあるらしく、モンスターはその臭い……つまり、あまりの大多数の人間の臭いに反応して、行路には近づかないらしい。


 まあ、行路ともなれば、往復する人々の数は一日だけでも数百人は超える。雨や風で臭いが薄まることはあるが、それでも数百人以上の臭いを感知すれば……たいていのモンスターが警戒心を抱いて当然だろう。


 反面、行路から外れればそこはもう、モンスターたちの世界。文字通りの弱肉強食が広がるそこには、溢れかえる自然と、冷徹な無慈悲が猛威を振るっている。



 ……その、行路より逸れた先にある森の、入口に当たる場所。



 明確に入口と定まっているわけではないが、『冒険者』の間では入口だとされているその場所に、全身青色ラバーウーメンの怪しさMAXな何者かが立っていた。



 ――言うまでもなく、アヤカである。



 街の中ですら違和感が凄かったのに、自然溢れる街の外に出ればもっと違和感が酷い。なまじスタイルが良いだけに、言葉では言い表せられない酷さであった。


 そう、本当にスタイルだけは凄いのだ。


 両手では到底収まらない胸と尻に加え、するりと引き締まる腰回り。これで青色ラバーウーメンでなければ、声の一つや二つは掛けられていただろう。それぐらい、アヤカはナイスな――。



 『――お、おい、何だアレ? 俺は夢でも見ているのか?』

 『目を合わせるな。あいつは草取りアヤカだ』

 『え、アレが……ついに毒草の毒が頭にでも回ったのか……』

 『何言っているんだ。最初から頭がアレだっただろ』

 『……言われてみればそうだな』



 ――前言撤回。やはり、アヤカはアヤカの扱いから逃れられない。


 たとえ青色ラバーウーメンでなかろうと、アヤカに声を掛ける者は一人もいなかっただろう。事実、後からやって来た運行馬車から降りた冒険者たちはみな、一様にアヤカから視線を逸らしていた。


 何とも酷い言い草だが、彼らがそんな感想を零すのも無理はない。実際、今のアヤカは奇怪を通り越して不気味だ。夜に見掛ければ、屈強な男ですら悲鳴をあげているだろう。


 ある意味、突如姿を見せた新種のモンスター(怪人)と称されておかしくない。周囲の視線を嫌でも浴びるであろうナイスな身体のラインが丸見えであろうとも、気味悪そうに遠巻きにする彼らの方が正常なのであった。


 ちなみに……運行馬車とは、街が用意している冒険者用の馬車のことである。


 その行き先はアヤカがこれから入る森の入口。そして、この入口から街へと戻る。つまり、決まった時間に街と此処を何度か往復する、現代でいえば巡回バスのようなものだ。


 徒歩で森に向かうにも時間が掛かるし、何より獲物の持ち運びが困難になる。かといって、個人で馬車なりリヤカーなりを用意するのも大変……そこで、この運行馬車が活躍するというわけだ。


 決まった時間に一定の人数が必ず利用するだけあって、金額は他より休め。ルートも定まっているので時間のズレが少なく、ある程度は無料で獲物を運んでくれる。冒険者たち御用達の、ある種の専用馬車なのであった。



 ……はて、そうなると、だ。



 先ほどの男たち……もう、アヤカの横を通り過ぎて森の中へと入って行ってしまったが、彼らはどうしてアヤカの姿に驚いていたのだろうか。


 金の無いアヤカも、彼らも同じ運行馬車を利用した。屋根の上にいたわけでもないから、当然、乗り合わせた彼らはアヤカの姿を目にしていたはずだが……うん、そうなのだ。



 答えは、考えるまでもない。



 つまり、アヤカは森の入口に降り立ってから、次の運行馬車が来るまでの間……その間、ず~っと、仁王立ちし続けているのだ。だから、先ほどの男たちはアヤカがいることを知らず、青色ラバーウーメンに驚いたのであった。



 ……うん、そう。



 何で森の中に入らないのかって、そりゃあ怖いからだ。草取りアヤカの名は伊達ではない。勢いに任せてここまで来たが、ここまでが限界だった……つまり、それだけなのだ。



「……よし!」



 何時ものアヤカなら、結局、このまま最終便まで立ちっぱなしで帰り、金を無駄にするだけで終わっていた。だが、この日のアヤカは……違った。


 何時もより、ちょっぴりだけ、やる気になっていた。何時もより、ちょっぴりだけ、意思が固かった。


 それ故に、今日、この日、この時、アヤカは……挫折した数年前のあの日より、物理的な意味で一歩前に進んだ。


 それは、精神的な意味合いも含まれていた。


 だが、極大の緊張感に身体をガチガチにさせていたアヤカは気付くことなく……へっぴり腰ではあるが、一歩一歩、確実に森の中へと進んで行った。






 ……。


 ……。


 …………この世界においては当たり前のように存在し、繁栄しているモンスター。


 その生態の大部分は今もなお謎に包まれてはいるが、経験を積み重ねて得た知識が幾つかあり、それは今日のモンスター業務においても生かされている。


 例えば、大部分のモンスターには知恵と呼ばれるモノはなく、基本的には本能で動くということ。


 人とは比べ物にならない生命力を持つモンスターでも、頭を破壊すれば人間と同じように即死するなど、色々ある。


 その中でも、アヤカがこれから狙う『ランター・ウルフ』は、非常にオードソックスな生物だと言えるだろう。


 何せ、手足を折れば普通に動けなくなる。殴って肋骨を砕いても同様だし、疲労もする。痩せもするし、脱水も起こす。そこらへんは、人間と全く変わりない。


 そりゃあ、狼のような姿をしているだけあって、生き物を殺す武器を幾つも備えている。牙も爪も防具が無ければ人間に勝ち目は無いし、体力一つ取っても人間なんて足元にも及ばない。


 けれども、人間には知恵がある。


 モンスターには無い、蓄積された知恵と知識が有る。だから、圧倒的なアドバンテージを物ともせず、人間はモンスターを相手に勝利を収めてきたのである。


 ……だが、しかし。


 それが有効になるのは、あくまで接触した場合だけ。はっきり言えば、居もしない相手には知恵と知識がいくら有ろうが机上の何とやらでしかなく……森に入って、早二時間。


 辺りはすっかり、緑の世界になっていた。街中では見掛けない太い幹がこれでもかと点在する木々の向こうは薄暗く、雑草だらけ。人の手が入っていないのだから、当然だ。


 むせ返る臭いは、どこまでも青臭い。虫たちが嫌う臭いも混じっているらしいが、少なくとも街中ではあまり嗅ぐことのない臭いだ。その、臭いを放つ雑草を何度かかき分けながら、アヤカは無言のままに奥へと進む。


 行路でないとはいえ、冒険者が使うルートというものが森の中にはある。さすがに、未開ルートを開拓しながら討伐を行う度胸も勇気も実力も、アヤカにはなかった……のだけれども。



「……あれぇ?」



 それとは別に……未だ、アヤカはランター・ウルフに遭遇していなかった……いや、そいつだけではない。多種多様に存在する他のモンスターのどれとも、アヤカは未だに接触を果たせずにいた。



 これには(悪い意味で)さすがのアヤカも首を傾げた。はっきりいえば、予想外であった。



 何故なら、理由は定かではないが、モンスターたちにとって人間というのは魅力的な餌であるらしいからだ。


 それ故に、モンスターは積極的に人間を襲う。そこに老若男女の区別はなく、縄張りに入った時点で襲い掛かりに来る……それが、モンスターの絶対的な習性なのだ。


 だからこそ、アヤカはこれまで冒険者の仕事を避けて来たのだ。


 いくら実入りが良いとはいえ、必ず襲い掛かってくるモンスターを相手に切った張ったをする度胸がアヤカにはない。たとえ、草取りと馬鹿にされようとも……が、これはどういうことなのだろうか。


 もしかして、以前と比べてモンスターの生息域が変わったのだろうか……内心にて首を傾げつつ、アヤカは森の奥へと足を進める。


 いくら……そう、いくら今のアヤカの外見が青色ラバーウーメンの奇怪な姿とはいえ、相手はモンスターだ。


 骨格の形から人間であることに感づいた瞬間、躊躇なく襲い掛かってくる。それが、モンスターなのだ。


 そのモンスターが、どうして一匹も姿を見せないのだろうか?


 正直、心の底から不気味だとアヤカは思った。堪らず立ち止まって、辺りを見回す。ふしゅー、とラバー越しに吐いた溜め息が、静まり返った森の中に溶けて消える。


 先行しているはずの冒険者……と、遭遇する気配は、今のところはない。まあ、当然だ。いくらここがルートとはいえ、誰も彼もが同じルートを辿るわけではない。


 獲物が見つからなければ横道に入るし、場合によっては未開ルートの開拓もする。一人で来ているアヤカとは違い、先行した彼らは数人のグループであった。


 思ったより稼ぎが悪ければ、ルートの開拓を視野に入れて当然だろう。だから、遭遇しないことそのものは、アヤカも特に不思議には思わなかった……というか、そんなことよりも、だ。



(か、帰りたい……!)



 アヤカの胸中にあるのは、それだけであった。




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