~Sky Clouder~ スカイクラウダー：白き世界の雲取人

用語解説 その１

〈クラウダー〉（Clouder）……

『雲取り人』または『雲取人』と表記する。

　飛雲機を操縦し、セルナスの雲の中へと入ってスカイ・マテリアルを採取する職業のことであり、またその職に就く者達を指す。現在のセルナスにおいて、最も重要な存在の一つ。

〈飛雲機（ひうんき）〉（Cloud　Plane）……

一般に市販・使用されている一人乗り小型飛行機に専用の改造を施し、クラウダー達の職務の為に扱えるようにしたもの。通常の飛行能力に加えて、スカイ・マテリアルを吸収・保管する機構が搭載されている。

現在、大半の飛雲機はUnf‐001『アンフィプリオン』がそのベースモデルとなっている。長年に渡ってこれに様々な改良や改造が加えられた結果、千差万別の飛雲機が世界の空を飛ぶようになった。

〈マテリアル〉（Material）……

正式名称、スカイ・マテリアル。雲内に形成される、直径数センチ程度のエネルギー集積結晶体。

様々な動力に対応の効く、非常に汎用性の高い有機エネルギーを内部に蓄えており、セルナスの社会に必須とされる。事実、現在のセルナス全土において消費される全エネルギーのおよそ六五パーセントが、この有機エネルギーでまかなわれている。

その他、略称として『空晶』『空の宝石』などと呼ばれる事もある。

（全て【セルナス百科事典：全世界共通語版】より、

　紹介文の一部を抜粋）