このエピソードを読む
2019年6月2日 23:47 編集済
プロローグの雰囲気が、重々しくあり、そこがとても良いと思います。読み手を引き込む世界観を感じさせるプロローグですね。しかし、そこがマイナス面でもあります。まず、句読点と改行をもう少し増やさなければ、読むのが億劫になり数行飛ばして読みたくなります。例えば『地上では尽きぬと思い込んでいた地下資源の枯渇によって凄惨極まる悲劇が連日流れてゆく日々。』の一文は『地上では尽きぬ……そう、思い込んでいた地下資源の枯渇により、惨劇極まる悲劇が連日流れてゆく。』に変えたり。「連日」と「日々」という単語は似ているので、どちらか一つで良いのではないでしょうか?他の例を出すとすれば、『……幼き頃、私は寝物語に聞かされた騎士物語に登場するような英雄に憧れていた。』→『……幼き頃、寝物語に聞かされた騎士物語に登場するような英雄に、私は強く憧れていた。』等々。他に気になるところを挙げるとすれば『同じ年頃の子供達はやれ変身仮面だとか戦隊英傑などという物に現を抜かしていたが、そういった流行りモノを『軟弱』と見做す我が家の父は身の回りからそれらを徹底的に排除した。』の一文です。この作品は一人称ですよね?会話に入る入らないではなく「現を抜かす」という表現を同じ年頃の子供に使う時点で、父親関係なく、排除されるされない前に、身の回りにその様な物を近づけてはいないのではないでしょうか?そして、2~3度読ませていただきましたが、やはり改行を増やしてください。精密な世界観を期待できるプロローグ、そこで挫折してしまう読者が減ると思います。追記返信ありがとうございます。《現を抜かす》の件ですが一人称が現在の自分ならば、少年時代の自分がそんな父親に対して何を思っていたのかを知れればな……と思います。まあ、一個人の意見ですので。
作者からの返信
コメント、有難うございます。句読点と改行に関しましては試験的に少し増やしてみました。類語の連続に関しましても改訂しております。次に『……幼き頃、私は寝物語に聞かされた騎士物語に登場するような英雄に憧れていた。』の部分に関しましては私個人の好きな作品のオマージュという面もあり、改訂するのは差し控えさせて頂きたいと思います。そして『現を抜かす』の件ですが、この場面での一人称は“現在の”主人公であって“少年時代の”主人公ではありません。そして彼は表現方法の一つとしてこの言葉を使っているに過ぎず(サブカルチャーに批判的な父親の言葉遣いに倣っており、それを訂正してくれる人物に恵まれなかったのも一因ですが)、彼自身も自分以外の目的には関心を持たない為、この言葉に侮蔑的な意味合いは込めていないつもりでこの様に表現しました。今後とも本作をよろしくお願い致します。
編集済
プロローグの雰囲気が、重々しくあり、そこがとても良いと思います。
読み手を引き込む世界観を感じさせるプロローグですね。
しかし、そこがマイナス面でもあります。
まず、句読点と改行をもう少し増やさなければ、読むのが億劫になり数行飛ばして読みたくなります。
例えば『地上では尽きぬと思い込んでいた地下資源の枯渇によって凄惨極まる悲劇が連日流れてゆく日々。』の一文は『地上では尽きぬ……そう、思い込んでいた地下資源の枯渇により、惨劇極まる悲劇が連日流れてゆく。』に変えたり。
「連日」と「日々」という単語は似ているので、どちらか一つで良いのではないでしょうか?
他の例を出すとすれば、
『……幼き頃、私は寝物語に聞かされた騎士物語に登場するような英雄に憧れていた。』→『……幼き頃、寝物語に聞かされた騎士物語に登場するような英雄に、私は強く憧れていた。』
等々。
他に気になるところを挙げるとすれば『同じ年頃の子供達はやれ変身仮面だとか戦隊英傑などという物に現を抜かしていたが、そういった流行りモノを『軟弱』と見做す我が家の父は身の回りからそれらを徹底的に排除した。』の一文です。
この作品は一人称ですよね?
会話に入る入らないではなく「現を抜かす」という表現を同じ年頃の子供に使う時点で、父親関係なく、排除されるされない前に、身の回りにその様な物を近づけてはいないのではないでしょうか?
そして、2~3度読ませていただきましたが、やはり改行を増やしてください。
精密な世界観を期待できるプロローグ、そこで挫折してしまう読者が減ると思います。
追記
返信ありがとうございます。
《現を抜かす》の件ですが一人称が現在の自分ならば、少年時代の自分がそんな父親に対して何を思っていたのかを知れればな……と思います。
まあ、一個人の意見ですので。
作者からの返信
コメント、有難うございます。
句読点と改行に関しましては試験的に少し増やしてみました。類語の連続に関しましても改訂しております。
次に『……幼き頃、私は寝物語に聞かされた騎士物語に登場するような英雄に憧れていた。』の部分に関しましては私個人の好きな作品のオマージュという面もあり、改訂するのは差し控えさせて頂きたいと思います。
そして『現を抜かす』の件ですが、この場面での一人称は“現在の”主人公であって“少年時代の”主人公ではありません。
そして彼は表現方法の一つとしてこの言葉を使っているに過ぎず(サブカルチャーに批判的な父親の言葉遣いに倣っており、それを訂正してくれる人物に恵まれなかったのも一因ですが)、彼自身も自分以外の目的には関心を持たない為、この言葉に侮蔑的な意味合いは込めていないつもりでこの様に表現しました。
今後とも本作をよろしくお願い致します。