この悪逆なるダンジョンは誰がために

交錯と動乱

【キャラ資料集①】

　ここまでに登場したキャラの資料です。

　主に外見について書いていますので、興味のある方は一度ご覧下さい。

『ルイ・ツキガセ』

　性別：男

　種族：魔王【堕天種】

　年齢：27歳

　身長：177cm

　本作主人公。

　良心が欠如しており、病的に人間が嫌いなサイコパス。

　転移前はそれ故に愛猫のルルに依存していた一面があり、転移後は自身を慕ってくれる配下の魔物たちにもその傾向が強く現れている。

　これは生まれつき人間に拭えぬ嫌悪感を抱いてしまう彼の反動のようなものである。

　異世界に転移し、人間ではなくなるとともに20代前半程まで若返っている。

　髪と翼は一切の光を飲み込むのような純黒。

　それとは反対に肌は白皙。

　瞳は炎を思わせる紅だが、どこか眠そうな、死んだ魚のような目をしている。

　性格は人間側からしてみれば残忍そのものだが、愛猫のルルや配下の魔物には甘い。

　特にルルには激甘。

『緑山』

　性別：男

　種族：ボブゴブリン

　年齢：不明

　身長：100cmくらい

　ルイの最初の配下。

　当初はイタズラ好きで忠誠心も対してなかったが、今は従順。

　暇を見つけてはルイの部屋に入り浸ったっている。

　これまでルイの危機を救うのに最も貢献しているのは、意外にも彼である。

　動きやすい魔銀製の軽鎧に身を包んでいる。

　笑い方は「ギシシ」

　そして実は『暗殺者』のクラスを修めている。

『ももたろう』

　性別：男

　種族：ウォーオーガ

　年齢：不明

　身長：300cmくらい

　ルイの最初の配下。　

　強面な外見とは裏腹に義理堅く忠実。

　サムライ気質で忠誠心が高い。

　その性格のため、後に創造された部下のオーガたちからもとても慕われている。

　そして、『狙撃手』のクラスを修めている非常に珍しいオーガでもある。

　鎧は魔銀製の胸当てのみ。

『豚キムチ』

　性別：男

　種族：ハイオーク

　年齢：不明

　身長：200cmくらい

　ルイの最初の配下。

　配下の中でもっとも温厚な性格をしている。

　争いごとが嫌い。

　転んで膝を擦りむくと泣いたりする。

　そして綺麗好き。

　ルイに褒められるので戦利品を運ぶのを実は楽しみにしている。

　修めているクラスは『重戦士』

『シエル』

　性別：女

　種族：ヴァルキリー

　年齢：不明

　身長：171cm

　最初の人型の女性配下。

　実は、創造された当初から純粋な忠誠心のみでルイに従っているのは彼女のみである。

　外見はまさしく美の結晶と言わざるを得ない。

　美しく艶やかな銀色の長い髪。

　サファイアを思わせる蒼い瞳。

　そして純白の肌と翼。

　それは人間の美を超越しており、『天使』と呼ぶのが最も相応しいだろう。

　だが、それ故に性格の残念さが目立つ。

　オーバーアクションにオーバーリアクション。

　考えがあまりに幼稚で浅はか。

　加えて、その戦闘能力は非常に高いためマシンガンを持った子供のような危うさをもっている。

　無邪気で感情豊かと言えば聞こえはいいが、その美しさが通用しないルイは本気でドン引きしている。

　さらに、自身より劣る種族を心底見下し蔑む一面も持っている。

　ルイにその点を注意され頭では良くないことであると理解しているが、これは彼女の生まれ持った性質のようなものであるため完全に拭えてはいない。

　そしてルイの最も近くにいる緑山に本気で嫉妬している。

　猫のルルと遊ぶのは好き。

　ちなみに熾天種である『ヴァルキリー』は神話の種族であり、すでに滅びたとされる種族の一つである。

『ガウェイン・マクガイア』

　性別：男

　種族：人間

　年齢：17歳

　身長：171cm

　勇者として転生した異常なほど正義感の強い青年。

　彼の正義への執着はどこか狂気を孕んでいる。

　だが、それを彼が表に出すことは決してない。

　それは転生前の日本での経験ゆえだ。

　何も力を持たない者は、見て見ぬふりをするしかないという事を知っているのである。

　だから今はただ貪欲に力を求めている。

　己の正義を貫き通し、この世に蔓延る悪を根絶やしにするために。

　見た目はまだ幼さの残る青年。

　アルム王国では珍しくない金髪に青い目。

　動きやすさを重視した鋼製の全身鎧に身を包み、腰にはロングソードをさしている。

　性格は好青年そのもの。

　困っている人は放っておけない。

　聡明で洞察力にも優れ、生粋の努力家。

　女性耐性が低く、ときどきキョドる。

『ユマル・ミルキア』

　性別：女

　種族：人間

　年齢：21歳

　身長：149cm

　ガウェインの最初のパーティーメンバー。

　元々はただの村娘であったが、自身に『魔法詠唱者』の才能があったこともあり、同じ村の友人とともに冒険者となった女性。

　ガウェインと出逢ってからは自身に『ハルバード』を扱う才能があることを知り、『魔法戦士』として道を歩み始めた。

　見た目は“猫っぽい”という印象を受ける。

　身長が低く童顔であるため、ガウェインには最初歳下だと思われていた。

　出るところは出ている。

　髪は明るい茶色でしっとりとしており、肩口まで届くか届かないかの長さ。

　彼女の武器のハルバードは2m近くあるため、見た目が非常にちぐはぐで街を歩くと目立つ。

　動きやすい格好を好み、部屋の中ではだぼっとしたゆるい上着にショートパンツというスタイルが多い。

　基本はおっとりマイペースだが、意外とお姉さん気質な一面もあり面倒見がいい。

　怒るときは怒る。