第26話【リクエストオブとかげコレクションその2】

 ①都市壊滅爆弾の処理班


 A『今日のラッキーカラーは〝赤〟だった……切るぞ!!』


 B『嫌、早まるな!!俺は――――〝青〟だったぞ』


 C『ねぇ、待って!?私は〝黄〟だったわ』


 A『分かった……全部切ろう!!』


 失敗を怒る者も、成功を祝う者も居なかった。



 ②年越しの伝説になりたくて……


 辺りは祝いのムードが漂い、年末に歩道橋へと立つ男の姿。


 A『空中で年越したとか良くあるじゃん?俺なら世界で唯一、異世界で年をまたいだ男になるね』



 12/31

 ――――23:59――――



 Aはそう言って何処かへ消えた。



 ③大食いのお客様


 グルメ番組の撮影中


 A『今日が初放送だよろしくな!俺の能力は、口にした言葉を現実にできるんだ』


 A『隣の客は良く牡蠣食う客だ』


〝右隣の男性客は牡蠣を幾度となく注文した〟


 A『な?不思議だろ?それでは、これはどうかな?』


 A『隣の牡蠣は良く客食う牡蠣だ』


 あら不思議。


〝大ぶりの牡蠣がコチラを見ている〟


 A『なっ?凄いだろ?痛っ……ちょっと止めろって、今、撮影ちゅ……うわぁぁぁ!』


 当然のごとくこのはお蔵入りになったとか……



 ④待たせたなっ!!って展開を期待して 


 ※キャラクター紹介


 A、戦場へ行く男

 B、友人の男

 C、Aの彼女


 ★本編


 A『昨日、彼女に言ってきた。〝この戦いが終わったら結婚しよう〟ってさ。じゃぁな』


 そういってAは戦場へ向かった。


 B『デジャヴだな。それ……』


 B『昨日Cから〝この戦いが終わったら結婚しよう〟ってAに言われたから、早く終わらせる為に行ってくる!!って言われたんだよなぁ……』


 その後――――遅れてやったきたBが永きに渡った戦争を終わらした。



 ⑤別の意味でしぼうフラグ


 親友B『コロッケが大好きなA君が何を真に受けたのか、揚げ物が支配する異世界へと降り立ったらしい』


 これが〝脂肪フラグ〟ってか。


 神は小太りのA君の食べごろも分かってたってか。


 敵の熱々の殺気コロッケってか。




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