第52話キリウス修行

朝を迎え溜息をついている3人がいた。


「おい、今日だよな」


「そうだ」


「なんか気分が乗らないのだが」


「それはここにいるやつはみんなそうだろうが」


城へと重い足取りで進む3人の姿がそこにはあった。


「今日3人とも修行なんでしょ。頑張ってね」


「お前らな」


城の入り口の所でファティマ、エブァン、イージェスが待っていた。


「絶対に楽しんでいるだろ」


「そう見えるのかしら?」


「見えるから言ってるんだ」


「闇の王だった貴方から弱音なんて聞きたくないわ」


「お前はマリー様の相手がどれぼど大変なのかを知らないから言うんだ」


「知っているわよ。だってかなり前に相手したもの」


「はーぁ?」


「知らなかった?魔法を教えてもらった時にね。あの時は本気で死んだと思ったわ」


「お前それ呑気に言うことか?」


「そうよ。貴方達が終わったら次は私なんだから早くしてよね」


「え?ええー」


「マリー様の相手をお願いしたのか?」


「そうだけど?変な事言ってないわよ」


「いや、わかってはいるが。よくお願い出来たな」


「マリー様喜んでくれたわよ」


「マリー様ならきっと喜ぶのは確かなんだが」


「お前も頼んだのか?」


「え!エブァンも?」


「そうだ、どうにもならないことがあってな流石にまずいと思って昨日の内に頼んでおいたんだよ」


「2人ともなの?」


「「え!」」


「イージェスも?」


「それがさ、昨日マリー様を止められずにいてロンが俺の代わりに言ってくれてな。あまりにも不甲斐なくてな」


「結局みんなやるのね」


「そうみたいだな」


「なんかおかしくなっちゃった」


「あんなに嫌がってたのに結局みんなマリー様の相手する事になるんだもの」


「案外マリー様の手の平の上だったりしてな」


「「まさかー」」


「「…………!?」」


「あるな」


「あるわね」


「それがしっくりくる気がしてきた」


入り口付近で話し込んでいた。




魂の移動を終え体を起こすマリー。


少し体が楽になっている。それでも動きがぎこちない。


確かゲレカイに来いと言われていたわね。


異空間の扉を開き最深部まで進む。


「おはよう」


「おそーい!もっと早くきて欲しかったんですけど?」


「ごめんなさいね」


「とりあえず、ここ触ってください」


「うん」


笑顔のマリーにゲレカイもノックアウトされていた。


あれは反則だろ。可愛らしい顔を見せられて怒れるわけがない。全くマリー様には困ったもんだ。


球体に手を触れるとマリーの中に魔力が流れ始めた。


ギリギリ保っていたのが回復していくな。これで大丈夫だ。


「うーーーん!なんか生き返った気がする」


「そうだろうと思いましたよ、魔力がギリギリだったからです」


「そうだったんだね」


「頼むよ、自覚してくれ」


思わず自我が出てしまった。まずかった。


ゲレカイの気をよそに、マリーは気にも止めずに話を進めた。


「そう言われてもね。自覚余り無いんだよ。使い過ぎた時にわかるというか」


「呑気すぎです」


「それが膨大な魔力だから感知しずらくて」


「それが原因じぁないですか。わかりやすいように見える形に出来ないんですか?」


「うーん………」


「それならこの球体みたいにしたらどうです。マリー様が球体だとしてその中に魔力があるとすれば」


「それ、いいかも」


「相談してくれればもっと早く出来たんですよ」


「固いこと言わないの」


「固くはありません、俺心配しているんですよ。もしマリー様が居なくなれば、この球体は全てを飲み込もうとするんですからね気をつけてくださいよ」


「死なないから大丈夫よ!少しの間居なくなるだけだし」


「それがだめなんですからね。いい加減にしてください」


「わかったわよ、気をつけるから怒らないでよ」


「絶対ですからね」


「ゲレカイとエブァンぐらいよ。私に説教するのは」


「する人いなくなったら、誰がマリー様を止めるんですか」


「それもそうね」


魔力の回復を終えたマリーは大広間に向かった。


扉を開けると配下が全員揃っていて、ウーゴもそこにいた。


「みんな集まってどうしたの?」


「え!」



「どうしたではありませんよ。修行するってマリー様が言い出したんですよ」


「ああそうよ、でもいっぺんに来ても大変なんだけど」


「いえ、私達は待機していますのでご心配なさらずには及びません」


「そういうことではないんだけどな」


「そう言わないでくださいよ」


「ウーゴはどうしたのよ」


「俺は、この後どうすればいいかと思いまして」


「そう言えば言っていなかったわね、ウーゴは体をきちんと回復してから話す予定だったのよ。私の見る限りまだ無理をしているようだからちゃんと回復してからね」


「わかりました。回復したら再度来ます」


「そうして、この後の事を考えると骨が折れそうだからね」


「余り考えたくはないですね」


「今は休養が必要な時きちんと回復しないとね。それから頑張ってもらうから」


「はい」


ウーゴは大広間を後にし、与えられた自室に戻るのだった。


まさか見破られていたとはな。流石はマリー様か。


ウーゴがベッドに横になるとそのまま眠りにつくのだった。マリーが言うように休養がたりていなかったからだ。




「ウーゴはこれでいいとして、他のみんなこれから修行をするけど順番とかは誰でもいいでしょう」


「マリー様にお任せ致します」


「わかったわよ」


異空間の2つ目の扉を開けると


「ぎゃーーーー!」


「マリー様!?」


大量の物がマリーを覆い隠した


「マリー様大丈夫ですか」


「大丈夫じぁなーーーーーい」


「とにかくマリー様を助けるぞ」


配下が大量の物をどけていくとマリーの手が出てきた。


「ゔぅー、おも、い、、、」


「マリー様自分でどけられないのですか?」


「私の上に乗っている物が魔法を防御してしまう盾なのよ。ここで魔法使ったら自分に返ってくるよー」


大体なんでこんなに大量の物があるのよ。この部屋にはそんなに物を入れてはいなかったはずよ。


「わかりました、今どけますから」



「うーーー死ぬかと思った」


やっと出られた。これは修行どころではない気がしてきた。


「エブァンが片付けてくれたのになんで?あれ以来入れていないのよ」


中央都市で大量に買った武器をしまっていた異空間なのだが余り散らかっていたのでエブァンが整理してくれていたのだ。それ以来中には入れていない。


「それがですね」


「エブァンなにか知っているの?」


「物達がマリー様の為だと言ってこの中に運んでくるんですが、余りにも多すぎて最近片付けに入れずにいたんですよ」


「それでもここかなり広いのよ」


「これは入りきらなくなっていますね」


「物達今すぐ来なさーい」


「およびですか!?」


「あ!」


「あ!ではないわよ。これどうするのよ。こんなにいらないわよ貴方達なんとかしなさい」


「そんなー」


「この異空間に入るように綺麗にして要らない物を片付けてちょうだい。私がなんとかしてもいいけど?」


「いやそれは………」


「なら今すぐに取り掛かりなさい」


「えー」


簡単に処分できない理由があった。物達は元はただの物。そこに魂が宿ると物達になるのだが、その元となる物を処分すると物達が消えてしまう。それがどれなのかがわからないでいるからだ。それを知るのは物達だけだから厄介なのよね。


「王の命令が聞けないと」


!?


「は!」


態度は一変し作業に取り掛かった。


「最初からそうすればいいのよ」


「マリー様我々も手伝ってあげた方が良さそうですが」


「無理ね。あの中にある物は物達でなければいけない理由があるのよ。手出しは許さない」


「は!」


「もーそこ使う予定だったけど無理そうだから、3つ目の異空間の扉を出すわよ」


目の前に扉が実現するとその扉を開ける


「ぎゃーーーー」


バタン


「ハァハァハァ!」


「今度はどうしたんですか?」


「忘れていたわ、ここ来ないだ、魔力少し解放したのは良かったのだけど凄すぎて閉じてしまっていたのよ、後でゲレカイに回収させるつもりでそのままだったの忘れてた」


「いつ解放したんですか?」


「ここで捕らわれた奴らを助けた後ここを出る直前よ。あの時は焦って急いで締めたのよね」


「それならゲレカイに頼んで今すぐに回収して貰えば済むことだと思いますが」


「回収には明日までかかると思うわよ」


「そんなに!」


「だから、少しのつもりだったのだけど、私の少しって少しではなかったみたいよ」


「みたいって、、、」


「ちょっぴり多かったのよね」


「なにがちょっぴりですか。今のを見る限りちょっぴりでは無いように見えましたが?」


「それ言われると身もふたもない気が、、、」


「自覚しているのでしたら次からはちゃんとゲレカイがいる場所でしてくださいよ」


「うーーーーわかった」


しょうがない。せっかく閉じた異空間4つ目を作るしかないわね。その前にゲレカイに3つ目の異空間に溜まっている魔力をなんとかしておかないと


「ちょっとまってて」


一つ目の異空間の扉を開け中に入っていった。


「ゲレカイいるでしょう?」


「今度はどうしたんです?」


3つ目の扉を出して


「この中にある魔力を吸い取っておいて欲しいのよ」


「またなんでこんな所で魔力だしたんですか?」


「それが………てな訳よ」


「はぁー、マリー様」


「あーそれ以上は言わないでー。私もバカだったわよ、さっきエブァンに言われたばかりだから勘弁して」


「わかりました。扉を開けてください」


「うん」


扉を開けるとすごい量の魔力がゲレカイの部屋を埋め尽くした。


「マ、リー、さ、ま!」


怒ってる


「ごめんなさーい」


「次はしないで下さいよ。この量吸収するのにどれだけかかるか、わかっていますよね?」


「はい」


「ちゃんと反省してくださいね」


「はい」


しょんぼりしていると


「ぷぅ!」


「何がおかしいのよ」


こっちは反省しているというのに


「いえね、余りにも可愛いものですからつい」


ゲレカイの顔を見た。


むじぁきな顔でゲレカイが言うものだからマリーの顔が赤面していた。


「も、もういいでしょ。私戻るわ」


ゲレカイに背を向けて歩き出すと


「マリー様可愛かったですよ」


顔が更に赤くなって振り向く事なく、言葉を発する事もせずに異空間をでた。


ゲレカイ、覚えていなさいよ。


真っ赤になった顔のまま外に出るマリー


外にいる配下が赤面しているマリーの顔を見ると


「どうされたのです?」


思わず下を向いた。


エブァンが顔を除きおでこに手を当てて


「熱があるわけではないようですね。ゲレカイが何かしたのですか?」


「なんだと!」


イブリースまでもが反応し、他の配下も同様にしていた。


慌てて反応をする


「違うのよ。何もしていないわ。今魔力を吸い取ってもらっているだけよ」


「それならいいのですが」


もーゲレカイが余計なことを言うから他の配下が変に勘ぐるじぁないの


「とにかく4つ目の異空間を作るから」


気をとりなおして異空間を作り出した。


異空間を作りながら


いつまでたっても修行に取りかかれないじぁないのよ。

忘れていた私が悪いんだから仕方ないのはわかるけど。


…………


「できたわよ」


扉が出現した。


ようやく修行に取りかかれるわ


「まずは、キリウス貴方からね」


「は!」


「後で呼ぶからまちの事しててほしいわ」


「わかりました」


「いくわよ」


マリーとキリウスは4つ目の異空間へ入った


異空間といっても今回のは特別仕様にしてある。

螺旋状の階段を下って行くと下に一本の通路が現れるそれを更に奥に進むと一つの扉が現れるようになっている。


中に入るとただ広い空間が姿を現した。

広さはかなりのもので1キロにも及ぶ人魚達に協力してもらうと更に地形が変える事も出来るようにした。


異空間なのでそう簡単にはここが歪んだり破壊されることもないので修行にはいい感じになっている。


(フロンツメー悪いんだけど少しだけミー借りてもいいかしら?)


(あら、マリーね。ちゃんと今度来てよね。これで挨拶しただけなんだからね。余り来ないと森だらけにしちゃうから)


(それは勘弁してー、ちゃんと修行が終わったら顔を出すっていったでしょ)


(約束守ってね、ミー今そっちに向かったから)


(わかった)


「マリー様ー」


「早いわね」


「当たり前でしょ、緑がある所ならすぐに行けるもの」


「マリー様なぜミーを?」


「見てて」



「ミーここを緑に変えて」


「お安い御用よ」


異空間が森へ変わっていった。


「これでいいかな?」


「うん、立派ね」


「ありがとう、ミーフロンツメーの所に戻って続きをお願いね」


「もー戻るの?」


「ちゃんとやらないといけないでしょ。フロンツメーが怒る前にね」


「やだなー」


「ほら!」


「わかったよ」


ミーはフロンツメーの所に戻った


「すごいですね」


「ミーは緑を操る人魚だからね、人魚は地形を大きく左右する存在だからやたら民の前に姿は見せないの。もし目の前にいたとしても、見えないけどね」


「民には見えないのに今は?」


「それは私がみんなに見えるようにしているだけ、私が張った結界の中ならば見えるわよ、外だと属性を持つ者ならばその属性の人魚は見えるわね」


「メルアは見えましたね」


「見える者は特別よ」


「そうだったんですね」


「さあ、始めるわよ。次が控えているからね」


「はい」


「まずはこの森の中で姿を絡ませて、全力出さないと死ぬわよ」


「わかりました」


「はじめ!」


その合図でキリウスが霧となり姿を絡ませた。


撹乱魔法、錯覚魔法、蜃気楼魔法を展開発動。感知魔法、接触魔法、防御魔法交付し更に全てに展開。


これで移動開始


「返事をしなくていいからそのまま聞いて、これよりキリウスをこの中で私が探すわ、私に捕まらないで逃げ切れれば修行は終わり、もしダメなら新たな魔法を教えて再度挑戦をする。出来るまでね。準備が整ったら水で教えて」


逃げきれるのか?まずは見つからないようにしなければならん、これだけでは心もとない。魔力魔法を感知と組み合わせたらうまくいくんじゃないか。


ただ繋げただけだが無いよりはマシ。

これで挑むか。


「マリー様お願いします」


小手調べね。カウントダウン付きでやってみよ。なんかワクワクしてきたわ。


昔のこと思い出す。よくかくれんぼや鬼ごっこしていた事が脳裏をよぎる


「5秒後に動きます」


「5」


「4」


「3」


「2」


「1」


「0」


マリーはまず異空間に薄く広く魔力を全てに行き渡らせた。


いた!


これするとすぐ見つかるから面白く無いわね。


なんか違う方法を教えてあげないとすぐに終わっちゃうわ。どうしようかな?


あ!そうだ、上に巨大な魔法陣で探すのもアリかも次はそれにしよう。


キリウスの元に行き


「これではダメよ」


捕らえる魔法陣を展開して捕まえた。


「え!」


キリウスが行動に移すよりも早くにキリウスの背後に立ち、マリーに捕まったのでびっくりしていた


「え!ええーーーー」


「何をそんなに驚くのよ」


「おかしいです、さっきまであそこにって背後にいるんですから」


「おかしくは無いわよ、移動するのにそんなにかかっていたら実戦の時殺されているわよ」


「そうかもしれませんが、俺かなりの数で魔法陣張っていたんですよ」


「もしかして………陣のことかしら」


キリウスが張っていた全ての魔法を言い当てられぐうの音もでなかった。


あれだけ張っていればどれかに引っかかってもおかしく無いんだぞ。

それなのになんでどこにも引っかからな!?嘘だろ今頃反応している。早すぎて反応が来る前に到達したという事かよ。バケモンだ。


「キリウス今、バケモノとか思ってないでしょうね?」


「いえそんなことは」


「なら、その汗は?」


キリウスの額から冷や汗が流れてきた。


「も、申し訳ありません。少し思いました」


「そうそう、素直が一番よ」


「はい」


マリー様には嘘が通じないのを忘れていた。危うく殺されるのではないかと本気で思う時がある。


キリウスを捕らえている魔法陣解除


「魔力を薄く広く伸ばすイメージでここの空間を満たしてみて」


「はい」


薄く?うーん。そうだキリを利用するのがいいか。


「先に言うけど、霧とか他の魔法を利用はダメよ。意味ないから」


読まれていた。魔力だったな


「マリー様、いまいちピンとこないのですが」


「私がしてみるから見ててね」


少し多めに張っていった


「こんな感じかな」


「いくらなんでもマリー様ほど多くないのですが」


「私の魔力の量を見本にしたらダメ。キリウスはもっと薄く少しの量で覆い尽くす感じにするのよ」


「わかりましたやってみます」


確かこんな感じでマリー様はやっていたな。少しの量だったか?


「その調子よ」


くそ。これ、かなり難しいな。


なんとか貼り終えたキリウス


「そのままを維持してね。今から私移動するからその魔力に感知魔法、接触魔法を追加で出して」


「これにですか?」


「そうよ」


「いくらなんでも無理ですって」


「無理かどうかはやってみないとわからないわよ」


無茶を言う。魔力が尽きる。


「魔力は流しながらそれを使うのよ」


「なるほど、よく俺の考えがわかりますね」


「カンよ。始めて」


「はい」


感知魔法、接触魔法を展開し発動魔力供給は薄く張っている魔力から補うだったな


「なんとかできました」


「私動くから私の居場所を突き止めて」


「はい」


「行くわね」


もういない。早すぎだ。これでは見つけるど!?


あれ、わかる。わかるぞ。


マリーが待つ場所に移動した。


「マリー様」


「よくできたわね」


「さっきまでとは全く違うのですが」


「ふふふ、素敵でしょ。どんなに早くても魔力そのものに感知魔法と、接触魔法をつけてあるから逃すことはなくなるし、居場所もわかるわけ。魔力を空気中と同じ量にすれば、気がつかれる事はまず無くなるから頑張ってね」


「わかりました」


しばらくして


「そろそろ終わりにするわよ」


「もうですか」


「それなら最後に実戦といきましょう。私を本気で殺しにしてね。そうしないとキリウス貴方が大変な事になるからね」


「じ、実戦ですか。いや、大丈夫です」


「遠慮しないの。始めるわよ」


「は、はい」


一言余分だった。マリー様の顔が笑っている。これは殺されるな。こうなったら、やけくそだ。やってってやる。


「準備はいいかしら?」


「はい」


次の瞬間、感知と同時にマリーがキリウスの前に現れ殺られた。


「もうちょっとだったわね」


「ぐっは」


血を吐き倒れ込んだキリウスを見ながら呟いた。


何かもうちょっとだ。動けない。


「ゔぅぅぅ」


マリーが回復を施し治した。


「マリー様、手加減とかないんですか?」


「するわけないでしょ。そんなに甘くはないわ。ここまで教えたんですもの」


たしかにいつものマリー様ならエブァン達から聞いている通りなら殺られっぱなしと言うことになるからな」


キリウスの修行は終わりを告げた。


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