第5話 タイゼルージア

タイゼルージア(希Ταιζελουσια)別名である。由来は不明。名付けた者も不明。マルメルズが提唱した。マルメルズその人物についてはあまり知られていない。一時期、賢者や僧侶、それぞれの会、学識ある者に広まった。現在はドループという呼称が普及している。

一説によると、エルフ、ドワーフ、人間の三種族の伝承中の固有名詞で、意味不明とされる名であり、この世界に存在する物体、気体の占める空間を指す言葉だとすると意味が通じるという。ただし、島や大地だという説が定説である。どの時代でも定説に挑む愚説を述べる者はいるのである。この説はヒューポナンという錬金術士の書士で、P.A.2962年に亡くなった。

別称はそのほかにたくさんあり、例えば「ミリッタの乾いた乳」など神々にちなんだものや、伝承、魔術の理論での名などがある。

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