第1話「時間の波と犯罪者を捕まえて」
前回のあらすじ
一度は命を落としたが、サイボーグ力士として復活したまさひろ。
第1回大相撲トーナメントへの出場を決意したまさひろは特訓に励む。
そして来たる大会当日。1回戦の相手はアマゾン系力士・ピラニア関だった。
「アオアオアアー!」
ピラニア関の噛みつき攻撃がまさひろの左腕に直撃する。
「キエエエエエイ!」
ピラニア関の超音波咆哮も炸裂。
「アッ!イクッ!」
観客の老害はショックのあまり心臓が停止。無事死亡した。
「まさひろ!やつは炎属性の攻撃に弱い!行け!」
「了解!」
おじいちゃんのアドバイスに従って、まさひろの口から火炎放射が放出される。
「キエイ!」
ピラニア関がひるむ。
「DOSUKOI!」
まさひろの衝撃波内蔵つっぱりがピラニア関の肉体にヒットする。
「アオン!アオン!」
「まさひろレーダー発動」
まさひろの眼球に内蔵されたレーダーがピラニア関の肉体をスキャン。
「よす!やつの体幹ゲージが溜まった!いまだ!」
まさひろの伸縮自在ちょんまげブレードがピラニア関の心臓を貫く。
「アオン!」
ピラニア関は死んだ。
「一回戦突破!サイボーグ力士!まさひろォォォォ!」
大歓声がまさひろを包む。
「よくやったまさひろ」
「サンキューおじいちゃん」
「じゃが、わしらの戦いはまだ始まったばかりだ。気を抜くなよ」
「応!」
その晩、カルーアミルクを3杯飲んだまさひろは泥酔。コンビニで買い物中だった女性客に絡み、
「俺、サイボーグ力士だぜ」
と決め台詞を吐いた。
しかし、これに知りませんと返した女性客にまさひろは激昂。
かわいがりを発動し、無事逮捕された。
多分続かない。
おしまい
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