小説

@assembly

第1話

小説を書こうと思った。

しかしどうすればよいのか分からなかった。

それで小説教室へ向かった。

それは近所の公民館で開催されていた。

講師は何とか賞をとった小説家だった。

とても偉そうだった。

髭を生やしていた。

小説家は言った。

「小説を書くのは簡単です」

「本当ですか」

「本当です。小説を書くには小説を書けばよいのです。それだけです」

なるほど確かにそうだ。

小説を書くには小説を書けばよい。

どうしてこんな簡単なことに気づかなかったのだろう。

こうして僕は小説家になった。

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