第47話 とうもろこし

「はっ?」ってなりましたか?

 間違えてませんよ。

『とうもろこし』です。

『コーン』です。


 ごぞんじだろうか、『とうもろこし』が地球外植物かもしれないという話を…


 ソースは?

 マヤ文明、その壁画に描かれた『とうもろこし』である。

 マヤ文明と宇宙人はセットみたいなもので、高度に発展した文明と宇宙人を結び付けちゃったわけで、まぁ宇宙人に憧れて頭蓋骨を矯正してコーンヘッドなる後頭部を伸ばしていたそうです。


 それだけ?

 違います…『とうもろこし』には明確な祖先、野生種が見つかっていない。

 つまりイキナリ栽培されているイネ科の植物なのである。

 突然発生した突然変異種ということになる。


 そもそも世界の3代穀物と言われる『とうもろこし』その用途は食用に留まらない。

 現代では燃料、発電にも利用されようかという勢いで人類と共存している。


 ちなみに『とうもろこし』の粒の数は必ず偶数です。


 マヤの壁画が有名ですが、そもそも原産地も不明です。

 メキシコ原産ではないんですね~

 栽培が容易なのか世界中で収穫されているわけですが…


 そもそもイネ科とは思えない姿です。

 植物の定義からも大きく外れています。

 通常、植物は種子を落とす、飛ばす、という前提があります。

 ところが『とうもろこし』種子をガッチリ葉っぱで覆って、しっかりと固定しているのです。

 不思議です。

 増える気ないのか?

 なぜ、アレが3大穀物となるのか…それは人が育てるからだ。

「はい?」

 人が育てる前提の植物なのです。

 そう考えると、その性質も理解できます。

 無駄が無い。

 持ち運びしやすい形状、やたらと多い種に無駄がない。

 栽培に適しているのです。

 さらに食べようと思えば、これまた無駄が無い。

 ある意味食べやすいのだ。


 マヤの神は『とうもろこし』から人を創ったそうで…

 とうもろこしファーストだったんだ。

 原産種が謎どころか、人が亜種になるんじゃん。


 最古の遺伝子組み換え植物だとかいう人もいるくらい、人に寄り添った植物、加工しやすく優秀な植物『とうもころし』は謎多き隣人なのです。

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