第55話 破壊と再生
マユとサヤカが目を開いた。同じ言葉を
「心は、まだ
メソンに
「お願い。シュー!」
「いくよ。ギア!」
届いていないにもかかわらず、
シューとギアの力で、ノーシスが
ピュアの右手が、メソンの右手で止められる。
「いいところもわるいところも
年上の女性に向けてではなく、シューに語りかける少女。返事はない。
アレンジは、ギアに語りかけていた。
「
メソンの
「まだ、ぜんぜん話せてない」
「もっと、必要でしょ」
ラディラブビームと
とつぜん、メソンが止まった。
ピュアとアレンジには、二人の少年が見える。右手と左手をつかまえて、うなずく
「それが答えですか。プシューコロギア。見せてください。
二人がならぶ。やるべきことをするために。
「アロングサイド!」
「デザイアー!」
かつてない
石のようなものが、重い音を立てて落ちる。光を
すでにノーシスが消えている。
二人の少女は、すでにラディラブではない。マユとサヤカの
とめどなく
道がわりに公園を横断するタイルの上に、みっつのものが落ちていた。いままで
十の形に近い、
Vの形に近い、
そして、ドーナツ
ひとつをマユが
ひとつをサヤカが
レンマとリョウにうながされて、
起き上がる人々。止まっていた時間が動きだしたように、
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