第54話 暗黒で輝く光
「ノーシスは必要ありません。
「
「メソンがすべて持ってるから」
「ノーシスが作れないの?」
二人は何度も見てきた。ノーシスで
せっかくラディラブに
「リョウ。どうすればいい?」
「って言われてもな。
「さっき
ミツキが
とっさに
「ごめん。せめて、これを!」
白い光がふたつに分かれて、
「おい! 頼んだぞ」
「ラディラブ!
何かを言いかけたリョウとミツキ。見えなくなる前に、レンマに
セーマに近づいたときと同じく、
公園の外にも、道路をまたいでうねる
「みっつは元々同じ。人の心を
ピュアもアレンジも、
歩道で、
サヤカの家で父親が
遠く。山のふもとに
どれだけの
「
ゆらぐ光。ピュアとアレンジも
手をのばしても、お
夜空から星をなくしたような、
『マユ。マユ』
遠くから
やわらかな光であふれる場所。白に近い桃色。そこにピュアはいなかった。おかっぱよりもすこし長い髪をゆらして、マユが立ち上がる。
少女の前に立つのは少年。同じくらいの背。知らない顔なのに、どこか
別の場所。ふしぎと
見える
「えーっと、ここは?」
『あえて言うけど、第一声としては
「シュー? そんな
『プシュケーだよ』
『これ以上、
「なに言ってるの。力を貸してよ」
『ガイロンなんか目じゃない。世界の
「シューは、シューでしょ。それにしても、記憶が戻ってよかった」
『これは
「分かりやすく言ってよ」
『ボクたちは、マユたちに長いあいだ
「いいこと?」
『どうかな。いま、メソンは色々な人たちと深く
どうやって
『前向きな気持ちさえあれば、マユは何度でも
「ギア? でしょ?」
『なんでオレがわかるんだ。いや、
少年の
「思ってたのと、ちょっと違った」
『だろ?
「でも、
『メソンの
幻を
「ロギアって呼んだほうがいい?」
『名前なんて
「じゃあね。ギア」
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