第49話 闇のラディラブ
遠く。山のふもとで
「まさか」
ガイロンのアジトがある方向だと知る少年以外には、
「メソンを出し抜くには今しかない。その力が、ここにある!」
白いケースを開け、桃色と水色のかけらを両手でにぎる、白い服の少年。まるで
指のあいだからもれる、赤い光。
レンマの手が
大きさは、シューやギアより小さい。合わさったかけらが、
「ひどいことをしないで!」
マユは、シューのために
「人の心に触れることで、かけらは力を増す。ソーマの
「そんなことのために、人を
サヤカは、ゲーセーマにさせられた人を思っていた。ギアが何を考えているのかは、分からない。
「ソーマ! やるぞ」
焦る二人と違って、ミツキは落ち着いていた。
「
一番年下の少女が、
「
「うまく組み合わせるのは、ぼくには
マユが静かにつぶやく。
「もう、やめて」
『別に、
「
さまざまな感情が入り乱れる。しかし、
レンマが、ためらうことなく
「わかってるだろ? この
「二人分の
赤い光に
そして、レンマの
セーマが現れるときのように、
「黒? って」
「ゲーセーマ?」
マユとサヤカの言葉は、レンマに届いていた。
「違う。こいつは……ダークラディラブ」
空中でじょじょにはっきりしていく、人の形。
ダークラディラブの
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