第42話 進む計画
「
『
昼食のあと、家に
かけらのイメージを感じ取ったからだ。
「どうしよう。サヤカの家と、逆」
迷いの色はすぐに消えた。頭でたたずむシューの言葉を待たずに、マユが家を出る。
『どうする?』
「うーん。待とうかな」
「ごめん。
「気にしないで。
呼吸の荒いサヤカが立ち止まった。ロングヘアが乱れている。髪飾りのようについているギアは、静かなまま。
ふたりの少女がゆっくり歩き出す。通いなれた道を。
まだ、ゲーセーマは
生徒たちの
いるはずのない者を、ほとんどの人が
すりガラス
マユとサヤカが、閉じられた門越しにゲーと
スポーツ用の防風ゴーグルをつけた少年が、口を開く。あまり加工されていない声。
「かけらと
「シューの、本当の名前?」
かわりに、ギアが1回光る。ふたりは、
「できるだろ?
『
ゲーが両手を動かす。桃色と水色のかけらを取り出し、
「心を見せろ、ゲーセーマ!」
ふたつのかけらが飛んでいく。
はじける
ゲーセーマは、校舎に迫る高さ。いままでのものより大きい。そして、どこからも
木の枝にホース、さらにピッチングマシンが
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