第40話 見える者たち
水色のかけらを手にする、アレンジ。
もとの色を取り戻したプールに、
ロッカーに行こうとするマユとサヤカを、シューが
『
ギアが1回光った。
ケースが消え、髪飾りとして頭についた
二人がお
みんなのもとへ戻る途中で、知り合いの女性がいることに気づく。ミツキと親しげに話している。
「スタイルいいなあ」
「
うらやましがるマユを、サヤカがフォローした。
「ねえねえ。ほら、ネモトさん」
「なに? ネモトさんと仲良くなったの?」
「ちょっと、いいことがあったんだよ」
口元を手で
レンマがプールサイドに戻ってきた。
「何かあった?
「ネモトさんがいたから、だいじょうぶだよ」
嬉しそうな少女から目を離す。なつかれている女性のほうを、少年が
「こんにちは」
「仲よくしてあげてください」
「おーい」
コウヘイに呼ばれ、返事をするレンマ。三人のもとへ歩いた。まだ泳ぐ練習をすると言うカナエと、すでにプールに入っているメグミ。
何かを考えるような表情は、水でよく見えなくなった。レンマがきれいな泳ぎを
「ん?」
マユとサヤカが、ミツキにやたらと顔を見られて
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