第38話 ことなる感性
「飲み物!」
「私も」
すこし高い声を出して、マユとサヤカがその場を離れた。
ミツキは手をのばしていた。二人を追いかけようとして足がすくみ、
「
女性が
マユと家が近いため、おだんごヘアの女性と面識がある。なぜここにいるのか。いまの少女にはどうでもよかった。
浮かんでいるのは、まるいケース。ついているのは、シューとギア。
『あのくらいの
アイコンタクトをしてうなずく、二人。それぞれの
同時に
「お願い。シュー!」
「いくよ。ギア!」
マユの手のなか。まるいケースの中央で、ピンクの
サヤカも続き、ライトブルーの
『エックスカラット』
ピアノ中心の音楽といっしょに、
まぶしい
サヤカは水色が目立つ。ワンポイントで
マユの手首に布が巻かれる。ソックスとともに、靴も変わった。
ピンクのスカートの左側に、移動ポケットの飾りとして、シューがおさまる。
ライトブルーのスカートの左側には、同じようにギアがおさまる。
前髪をゆらし、
サヤカには、
二人がポーズをとる。名乗りを決めて、和音が
「ラディラブ・ピュア!」
「ラディラブ・アレンジ」
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