第25話 仲間との誓い
「
「そういえば」
『ボクとギアにも、そのくらいさせてよ』
リョウは、
「なんだ。何やってんだ、お前ら」
「よかったよー。
「
「最後だったから、もう
サヤカの言葉の意味に気づき、
「
「知らない人、ってわけでもないよ」
マユの言葉を受けて、黒ずくめの男が頭を抱えた。メガネの位置を直す。
「
「これだけ元気があれば、大丈夫そう」
「もう一度聞くけど。なぜ、こんなことをしたの?」
「言っても、しょうがないだろ」
「力になりたいの!」
ボブカットの少女に詰め寄られて、ぬれた髪の男がたじろぐ。
「たいしたことじゃない。おれの問題だ。自分でなんとかする」
「ガイロンについて教えて」
さらっと
「
「本当?」
「もらった物を、言われたとおり使っただけだ」
『
サヤカの手で、
宙に浮かぶかけらを、二人がそれぞれのポケットにしまう。
「シューとギアが言うなら、そうだよね」
「もう
立ち上がった男に、ふたつの手が差し出される。右手と左手を別の少女がつかんだ。縦に振られながら、二度と
おたがいに
「
ふたりに背を向けて階段を上っていくリョウが、口元を
坂の上に、黒い姿が消えた。
近くだと心の
「サヤカさん。よろしくお願いします」
やけに
「普段どおりでいいよ。
すこし
「えへへ」
いつのまにか元の色に戻っている
「勉強で分からないところ、ない?」
「じつは、ある」
「自分で考えるなら、つきあう」
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