第三節 異なる色 アレンジされた光
第11話 セーマと戦う少女
川沿いにならぶ
ラディラブ・ピュアの放つ光の中で、セーマと呼ばれた
普段どおりの色。ノーシスが消え、元の世界に戻った。
桜の花のようにかがやく少女のほかには、セーマが消えて喜ぶ人はいない。
川から
「わざわざ手の内を教えさせて、
リョウは
川沿いの道。
倒れていた
「なにやってんだ。寝てる場合じゃねぇ」
すこし
「何か思いだした?」
『水色。……ギア』
にぎるケースからの声が止まった。
「寝ちゃったのかな?」
シューは、移動ポケットにしまわれた。
周りが誰もマユを気にしていない中、こっそりと見ていたサヤカが
落ち着いた赤色の混じる、きれいな
マユは、近所の女の子と遊んでいた。
「はぁい」
ノックに返事がされて、ミツキの母親がお茶の差し入れにやってきた。
「運動なら、外でしたほうがいいんじゃない?」
ドアが閉まったとたん、赤い服の少女がすごい勢いで隣に座る。
「あたし、知ってるの」
「なに? ナイショの話?」
ミツキにつられて、マユも小声になって顔を近づける。
「
「え!
真っ赤な顔を見て、ミツキが
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