第6話模擬戦と争い

次の日、朝起きて、制服に着替えようとした時、

「こちらの服を来てください。」

とライナがいいながら入ってきた。

「ありがとう」

「昨日も言いましたが、メイドに礼は不要です。」

「俺が言いたいだけだから気にしないで。」

そう言うと、メイドは驚いた顔をしたが、通常通りの顔に戻し、

「これから訓練場を案内します。」

と言われたので慌てて、渡された服に着替えて、ついて行った。

訓練場に着くと、ガイレンさんが

「これからまず初めに、全員と模擬戦をする。最初の立候補者はいるか?」

と言った。

はい!と如月優希が立候補した。

「では、自分なりでいいから構えろ。」

といいながら、剣を渡してきた。

如月はそれを受け取り、剣道の構えをした。

「構えが様になっているな。あっちの世界では何かやっていたのか?」

「剣道部に所属してました。」

「剣道というのは分からんが、何かやっていたようだな。」

そして、模擬戦が始まった。

最初から如月は、本気でガイレンさんに攻撃しに行っていたが、ガイレンさん難なく避けていた。

「よし、終了だ。なかなか良かったぞ。」

「ありがとうございました。」

それから、どんどん他の人と模擬戦をしていき、最後に俺の番になった。

「ラストは桜木か。少しは楽しませてくれよ。」

と笑いながら言ってきた。

「まぁ、頑張りますよ。」

そう言い、構えた。

「ん?その構えは誰に習った?」

と言われたので、

「えー、自己流ですけど、何か変ですか?」

「いや、なんでもない。」

と言いガイレンさんが構えた。

そして、試合が始まった。

やはり、ガイレンさんは避けるだけなので、全力で斬りかかり、それをガイレンさんが避けようとした瞬間に右脇を全力で蹴った。

ガイレンさんは少し焦ったようで、なにかのスキルを使って、後ろにワープをした。

「まさか、全力の剣攻撃をおとりにして、蹴りを放ってくるとは。思わず縮地を使ってしまった。」

「いやー、1発は当てたかったんですけどね。」

「ふっ、当たるわけには行かんよ。」

と笑いながら言った。

そして剣術スキルもゲットした。

「これにて午前中の訓練を終わる。午後も気合いを入れて頑張ってくれ。」

そう言われて移動しようとしたら、

「おい、桜木ツラ貸せよ。」

と、万丈が言ってきた。

「めんどくさいから嫌だね。」

「舐めてんじゃねーぞ!」

と言い、掴みかかろうとしてきたので、躱したついでに足をかけて転ばせた。

「てっめぇ!!!!」

と、また掴みかかろうとした時、

「何をしている!早く移動しろ!」

とガイレンさんが注意した。

万丈は舌打ちして訓練場を出ていった。

「ガイレンさん、ありがとうございました、それじゃ。」

といって、俺も移動することにした。

それを見て、ガイレンさんが

「あの構え、全く隙がなかった。何者なんだ。」

と独り言を言っていたが、俺には聞こえていなかった。



____________________


これからは、制作主が現時点でのステータスを記載した方がいいと判断した際にステータスを記載します。


名前 ハヤト サクラギ

種族 人間

HP 500 (1800)

MP 600 (1500)

物理攻撃力 250 (600)

物理防御力 250(500)

魔法攻撃力 250 ( 700)

魔法防御力 250 (600)

運 250 (10000)

スキル

刀術Lv.1 剣術Lv.1 格闘術Lv.1 魔力操作Lv.3 魔力感知Lv.1全属性魔法Lv.1 鑑定Lv.1 アイテムボックスLv.1魔纏 Lv.1 隠蔽Lv.2 限界突破Lv_

ユニークスキル

ランダムボックスLv._ (成長促進Lv._)

称号

異世界人 幸運の持ち主


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