番外編
【見る前に】
今回ノ話ニハ、フタナリ要素ガアルヨ。
苦手ナヒトハ注意シテネ。
太陽がらんらんと姿を見せ、まるで熱光線で焼き殺そうと言わんばかりの日光が
照りつける午後、さばくちほーの真ん中にぽつんとある穴が空いた岩石の
前に、フードを被ったフレンズ、ツチノコが訪れていた。
ツチノコは、外とは比べ物にならないくらい涼しいその岩の中を覗き込む。
「おーい、来てやったぞ。
スナネコ 、いるかー?」
1秒、2秒、3秒…自分の声が岩壁に反響して帰ってきてからもまったく反応がないスナネコ 邸に、「なんだ、いないのか」と呟いて遺跡の方へと踵を返そうとした時、ガサッと足元から音がして思わず歩みを止めた。
何もないように見える砂の地面に、ピット器官で何かいるのかと瞳を青白く光らせた瞬間、突然足元から何かが伸びてツチノコの両足をつかんだ。
「うぉはっ!?」と叫んで逃れようとするが、馬鹿力にガッシリと掴まれていて、逃げる事は到底叶いそうにない、それどころかどんどんと砂の中へと引きづりこまれていく体にパニックに陥ったツチノコは叫ぶが、広い砂漠の中央、誰も助けには来ず、たった数秒であっという間に全身が飲まれてしまった。
吸い込まれたと同時に、一瞬砂がかかって息ができなくなり、ツチノコの意識も闇の中の飲まれてしまった。
「…ん、ここは?ってなんだこれは!?」
ツチノコは、目を開けると見覚えのある黄土色の壁と、ひんやりりしたその空間に目をぱちくりとさせた。ツチノコの縄張りであるらしい遺跡に、ツチノコは手足をそれぞれ開いた万歳のポーズの状態に、つまりなぜかX字型に貼り付けるように拘束されていた。
ガチャガチャと暴れてみるが、金属製の拘束具はビクともせず、とても壊れるとは思えなかった。諦めて前を見たとき、開け放たれた扉からひとりの人物が現れた。
「おや、もう起きたんですか?早いですね〜?」
「スナネコ !?これはお前がやったのか!?」
「あぁ、はい、そんなところですね。」
「どうしてこんなこと…冗談にしてはやりすぎだぞっ」
「冗談じゃありませんよ。ちょっとあることが試したくて…ちょっとすみません」
そういうといきなりスナネコ はツチノコの目と鼻の前まで近寄って、いきなりしゃがみこんだ。ツチノコがその行動に理解できないでいると、いきなりスナネコ が、ツチノコのフードを捲し上げて、フードの下にある薄いスパッツの下半身に手を伸ばして、本来あるはずのない膨らみをそっと撫でた。
「うわぁっ!?い、今何したんだお前っ!?」
「やっぱり…ボクの目に狂いはなかったですね。」
「なんのことなんだ!?この膨らみはっ?」
感じたこともない刺激に、ビクりと肩を跳ねさせたツチノコは、困惑した様子で問いかけるが、スナネコ はあっけらかんとして。
「とりあえず説明はめんどくさいので、後にしますね。
それより…」
「おいっ!そこ肝心だろ!何がどうなっt…んっ!?ちょっ!どこ触って!?」
「おちんちんです。やっぱり、ツチノコは反応がいいですね」
「お、おちんちんっ!?」
服の上から容赦なく指の腹で撫でまわすスナネコ に、喘ぎ声を止められずに
滑稽にも「あんっ」と漏らしてしまう。それに火がついたようにスナネコ が
小ぶりな膨らみの上から下にツーっとなぞったり、指先で膨らみの輪郭をなぞるように這わせて、様々な愛撫を加えた。薄いスパッツはその刺激をほぼ直に伝えて、ツチノコの脳を震わせる。
小振りな膨らみが、その刺激にだんだんと硬くなっていって、薄いスパッツに小さなテントを張った。小さいくせに主張が激しいその膨らみを、スナネコは心なしかうっとりとした表情で見つめる。
「ふふっ、ツチノコはとっても敏感ですね。
もっとここ、くすぐっててあげますね。こちょこちょ〜」
「あっっ!!うぁっ!ちょっ!スナネコォッやめてっ!」
「満更でもなさそうですね〜?
ビクビクしててかわいいです、全体もくすぐっちゃいます」
そう言って両手を使ってカリカリカリカリと、スナネコ は白い細い指で亀頭から付け根までの全体をくすぐり始めた。いくつもの指が不規則に、しかも感じるように的確に這う動きにツチノコの脳は耐えられなくなって「はぅぅっ」と高い声で鳴いてしまう。
「ほらほらツチノコ、くすぐってるんですから
ちゃんと笑ってください。こちょこちょをもっと強めないといけませんね?」
「む、無理だっ、あぁっ、カリカリだめええぇえええっ!」
「笑わないともっと強めちゃいますよ?
ほら、こちょこちょこちょこちょ」
スナネコ はツチノコの小さな陰核も、指でコロコロ、爪でカリカリと
優しくかきながら、確実に快感を与える。慈悲のかけらもないその責めに
ツチノコは、だんだん体の芯から脳先に何か熱いものが登ってくるのを感じて、思わず叫ぶ。
「あぁっ、やめてくれっ、もっ、何かきちゃいそうっ!」
「ふーん、何がきちゃいそうなんですか?」
「なんかわかんないけどっっ!!あっっ!もうでるっ!
う“っ!」
「うおー、凄いですね。沢山出ます。」
どくっどくっどくっと、脈打つように吐き出された白濁色の精子が、
スパッツ越しに溢れ出て、膨らみを伝って落ちて地面にシミを作った。
それを興味深くスナネコ が観察して、たちこめる生臭さに「くさいです」
と顔をしかめた。
ツチノコは、腰が抜けそうな程の初の絶頂にガクガクと膝を震わせながら、顔を赤らめて、放心状態になっていた。ツチノコの快楽で蕩けた表情を見つめて、スナネコ が満足そうに、誇らしげにニヤつく。
「くすぐりで吐精してしまうとはツチノコはもしかしてマゾなんじゃないですか〜?」
「ハァ…ハァ…オ、オレはマゾじゃねぇ…と、吐精ってどういうことだ…
フレンズに男性器がつくはずが…」
「ついてるんですよ、それが。ちょっとツチノコのは小さいですけど。
今は一種の病気のようなものらしいです…ツチノコ、害もなさそうですし。今のうちに楽しんでおきましょ?」
ツチノコの顔の前で指をわきわきさせてニヤつくスナネコに、ツチノコ
の本能が警報を鳴らすが、拘束は尚外れることなく自由を奪い、結局はスナネコになされるがままになる他ないようだった。
スナネコ が下に手を伸ばしたと思えば、ビリッと布を裂く音が聴こえて
案の定股間部がスースーと風を感じて開放感が溢れてきた。
「や、やめてくれ、スナネコ …
こんなことして何になるんだっ、さっきの白いのもオレはもう出なi…」
「暇つぶしですよ。
ツチノコもボクの家に来たってことは、ボクの暇つぶしに付き合ってくれる
予定だったんですよね?」
遮ってあっけらかんとしていったスナネコに、ツチノコは何もいいかせずに「ぐっ」と声を漏らすことしかできなかった。
ツチノコが何も言えないでいて睨んでいると、スナネコ の手が露わになった。
先程の射精で敏感になったツチノコの肉棒に手が伸びて、ぐっと掴む。
「あうっ」と声を漏らすツチノコにくすりとスナネコ は笑った。
「ツチノコは本当にかわいいですね、大丈夫、安心してくださいツチノコ。
ちゃんとあなたを気持ちよくさせてあげますよ。
……………………死にたくなるほど。」
「そんな…やめr…やだあああああっ!スナネコ っ!だめぇっ!…
やっ!しこしこだめなのっ!」
握った手を激しく高速で上下運動をさせるスナネコ に、肉棒は急速に失った硬さを取り戻して、またスナネコ の責めにビクビクとうちひがれた。
残った左手で陰核をころころと玩びながら、スナネコ はツチノコの顔を覗き込む。
「全然元気あるじゃないですか、ツチノコ。
まだまだ出せそうですね。ほら、おちんちんもびくびく喜んでますよ?」
「いやぁっ!!やめてっ!許してっ!!
ジ、ジャパリコインッ、やっ、あげるからっ!」
「ボクはそんなものより、ツチノコが欲しいです。
ツチノコは、ボクを飽きさせませんから…」
シュコシュコシュコシュコシュコシュコシュコシュコッ!!
ツチノコの先走り汁が手につくのも御構い無しに、激しい手コキを続ける
スナネコ。 狭い部屋を、性欲が絡みに絡みついた水音と、ツチノコの嬌声が満たす。悶えるツチノコの様子を見ながらスナネコ は、時陰核を責めていた手で
亀頭をクリクリ撫で回したり、手コキのスピードにアップダウンをつけながら
責めを変えて、更にツチノコの快感を高めた。
ツチノコの鼓動がばくばくとスナネコ に聞こえるのでないかというほどに跳ね上がって、再び頂点に達しようとしていた。
「あああああああああっ!
も、もうやめてくれぇっ!!やっ!オレが、悪かったか、らああああっ!
やぁっ!ごめんなさいっ!!」
「ツチノコは悪くありませんよ、悪いのはこの病気です。
恨むならこの病気を恨んでくださいね?」
「そんなああああっ!出ちゃうっ!また白いのがっ!
また出るぅっ!………え?」
ビクビクッと震えた肉棒に、ふっとニヤついたスナネコが、唐突にその手をパッと離した。唐突に生殺しを食らったツチノコは、火照った顔に目を白黒させて、無意識のうちに「なんで?」と零していた。ツチノコがはっと我に帰った時には時すでに遅く、スナネコ はそのフレーズを聞いて愉快そうに口角を上げていた。目の前にしゃがむ砂漠の天使…いや、砂漠の悪魔の恐ろしい考えを理解して、悔しそうに睨む。「くそ、我慢できるわけないじゃないか…」、ツチノコは静かに、もはや性欲に支配されきった心でつぶやいた。
「ツチノコ」
砂漠の悪魔の口がゆっくり動いて、その名を呼ぶ。
白く細い薬指が、射精直前の、ビクビクと脈打ってお汁を垂らすツチノコの肉棒を、上から下へ何度も往復して焦らす。
「どうしてほしいですか?」
もはや、理性など焼き切られたツチノコに、プライドはなく
ただただ快楽を求める獣へと成り下がっていた。
そしてその獣は、己の欲望をそのまま口に出す。
「…せて、…です」
「ん?聞こえませんよ?もっと大きな声で」
「スナネコ …にせいしを出させて…ほしいです」
「もっと大きく」
「スナネコ さんに!!せいしをださせてほしいです!!」
言い切ったツチノコは、はぁはぁと息を荒くして
未だに痛いほど勃起した肉棒と目をスナネコ に小さい子がおねだりするように向けていた。
そんなツチノコの様子を、満足げに見つめたスナネコ は
「よくできました」と呟くと、その小さな口で、ツチノコの肉棒を咥え込んだ。
「っっ!?あああああああああっっ!!
スナネコ ォオオオッ!?」
スナネコ は、咥え込んだ肉棒を吸いつけて舌でベロベロ
と舐め回して、一気にツチノコをフィニッシュへかける。
ジュボジュボッ!と音を立てて赤ん坊のように吸い付かれ、裏スジ、亀頭、根元、全てを舐め回されたツチノコは、快楽でぐちゃぐちゃになって一気に限界に達した。
「やああああああああっ!舌がっ!吸い付いてっ!んっ!!
も、もうダメッ!んやあああああああああっ!」
びゅ〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!!
どびゅるるるるるるるるるるっっっっ!
凄まじい勢いで、大量に吐精されたスナネコ は
その精子を1滴も落とすことなく全て飲み込んで、惜しむように
最後まで、肉棒を離すその瞬間まで吸い付いて解放した。
はぁっ………はぁっ……と、息を荒くしてぐったりするツチノコに、
スナネコ は立って、顎をクイっとやって目線を合わさせる。
多少紅潮した顔が、ツチノコを覗き込む。
「ツチノコ、ボクのこと好きですか?」
「あぁ………もちろん…大好きだ」
「ふふ、ボクも大好きです。素直なツチノコには…
むちゅっ……じゅるっ…じゅるるっ!」
「んむぅっ?……んやっ……あぁっ…んむぅ…」
最後の最後に、口の中まで舌で蹂躙されきったツチノコは
涎を垂らして、蕩けた顔で気を失った。
そんなツチノコに、耳元でスナネコ は小さく「満足」と呟いて、くすりと笑った。
[後書キダヨ]
最後まで読んでいただきありがとうございました。
前回の話に星をつけてくれたこと、誠に感謝します。お陰でモチベーションが維持されて今回もお話を書くことができました。
次回も期待していただけると嬉しい限りです。
甘い実験なのです モワパンダ @kusamusiri
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