第2話

あの日から数日経った。

あの実験……実験という名の壮絶な責めがおわった後、博士は助手に抱きかかえられるようにしてやっと図書館に帰ったが、あの責めから解放されたというのに博士はあの屋敷で感じた凄まじい快楽を忘れられずにいた。


忘れられないどころか、夜になるとその快楽がまるでもう一度訪れてきたかのように、博士の前より少しだけ成熟した股を疼かせた。

その度に博士は助手に「本を取ってくるのです」と告げると、助手がいる木の周りから、薄暗く狭い、辞書が保管されている部屋に閉じこもって自分自身の

股を細い指でまさぐった。

ぎこちないながらも、クチュクチュという蜜が指に絡みつく音や、部屋のカビ臭さ、それにはぁはぁと自分から発せられる息遣いはあの実験を連想させて、

博士には十分と言えるほどの快感を得ることができた。


助手に嘘をついていることの罪悪感や、自分があの実験で受けた恥辱を快楽と感じている恥ずかしさの後ろめたさを感じるものの、結局は博士は快楽に負けて果ててしまっていた。


「これじゃあ…本当に私は変態なのです…」


行為が終わって理性を取り戻した博士は、毎度のことながら自分の指についた蜜を見つめながらぽろりとこのセリフを漏らした。







「んっ……やっ、あっ…」


ある晩、また博士が例の部屋で行為に夢中になっていると

その扉がギィィと音を立ててゆっくりと開いた。


「…っ!?

ちょ、ちょっと待つので──」


慌てて下げていた毛皮を履こうとするも、間に合うはずもなく

無情にも扉は完全に開き、扉の向こうに立つ人物と目があった。


「じょ、じょ…しゅ…こ、これはその…」


「……博士、なんですかその姿は?」


サーッと全身から血の気が引くのと、全身から冷や汗が噴き出すのを

同時に感じるという最悪の気分を味わいながら、博士は前に立って冷ややかな視線を浴びせる助手に何も言えずにいた。

絶対零度の視線を博士に浴びせながら助手は口を開く。


「最近、本を取りに行くと言って辞書がしまってある部屋に閉じこもっていると思えば……どうりで汗臭いはずなのです」


「ご、ごめんなさいなのです、助手…

別に嘘をつこうと思ったわけじゃ──」


「問答無用なのです。

博士、博士には少しお仕置きが必要なのです」


そういうといきなりバサッと翼を広げた助手は一気に博士と目と鼻の先にまで距離を詰めたかと思うと、抵抗させる間も与えず博士の肩を掴んで床に押さえつけた。博士は反射的に「うっ」と声を漏らしてしまったが頭は助手の分厚い翼に包み込まれていたので痛さは感じなかった。


「はぁ……一生懸命調べ物をしているのだと思ったらこんなことを毎晩していたなんて…本当に変態さんなのです」


助手は博士の割れ目を指でスッとなでると、その指を博士に見えるようにしてそう言った。博士が謝罪の言葉を口にしようとすると、助手は濡れた肉芽をキュッと掴んで「はうっ」と喘ぎ声に無理矢理変換させた。


「博士にはこれから、“これ”でお仕置きを受けて貰うのです」


「ひっ…な、なんですかそれは…?」


助手が右手に取り出した道具は先端が卵のように楕円になっている不思議な形をしていた。助手がカチッとスイッチをいれるとヴヴヴヴヴ…とその道具は

不気味な低い唸りをあげた。


「これは電気マッサージ器、という道具なのです。

昔ヒトが使っていた道具の一つなのです」


助手は言いながら博士の顔を見ると、ニンマリと舐め上げるような笑みを浮かべた。それはあの実験の時に見せた表情と同じものだった。


「ふふふ…博士、マッサージと聞いてお仕置きになるのかと考えましたね?

博士は気づいていないかもしれませんが、結構ガッカリそうな顔してましたよ」


「そっ、そんな顔してな──」


「でも、博士の期待は裏切らないので安心するのです。

しっかりと味わうのです」





「ちょっ、まっ…やっ、

ん、あああああああああああ!」



どう言うことかと聞き返す前に、助手が博士の股にマッサージ器を押し当てた。

途端に凄まじい快楽が濁流の様に流れ込んでくるのを博士は感じて、口から出るのは全て喘ぎ声へと変換されてしまう。

今までのどの責めにも類似しないこの快楽は、骨の髄にまで染み渡らせるようなものではなく、脳全体を快楽で刺激する様なもので、あっという間に博士の理性は吹き飛んでしまいそうだった。


博士の腰は覆いかぶさる様に乗っている助手ごと浮かしてその猛攻から逃れようとするが、助手は逃さずに押し当て続けた。


「博士、まだ弱ですよ?

これくらい、耐えて貰わないと困るのです」


「んやああぁ、そんなこっ、っといっ、たってきもよすぎる、のですぅ!」


助手は博士の反応をやはりあの笑みのまま楽しむと、舌舐めずりをして

カチカチっとさらに強さを変えた

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴッと機械は音程を少し上げて唸って、無機質に博士の肉壺に包まれた小さな肉芽を責め続けた。


「あああっ!!

イッちゃう!イっちゃうのです!」


「もうですか?

もっと耐えるのです」


「ムリ!ムリだからあああああああやああぁぁ!」


絶叫をあげながら体を大きく仰け反らすと、足をピンッと伸ばしながら

博士は快感を噛みしめる様にギュっと下唇と噛んだ。

が、すぐに異変に気づいて博士は声を漏らす。


「………ふぇ?」


ヴヴヴヴヴヴッと押し当てられた機械は止まることなく肉芽を責め続けていたのだ。

いじわるな笑みを浮かべた助手は何も言わずにカチッとさらに強度を更に上げた。



「じょ、助手っ!

博士はもうイったのです!少し休ませ──」


「何を言っているのですか?博士、これはお仕置きと言いましたよね?

言い換えれば罰なのです。博士に休憩を求めるの権利は無いのです」


「そ、そんな…」


すっと目の前が暗くなる様な絶望を感じる博士だったが、次の瞬間には

全て快楽に変わっていた。

マッサージ器は快楽以外のことすら考えさせないぞと言わんばかりに猛攻を続けたのだ。強度マックスのマッサージ器は博士の股に留まらず骨盤まで震わせて快楽を文字通り骨の髄にまで叩き込むようだった。


「ああああああああああ!!!

許してぇっ!ごめんなさいっ、許してほしいのですっ、あああ!」


ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!!!!!


マッサージ器は博士の許しを請う絶叫を諸共せず無機質に責め続けた。

そして、その責めに博士はとうとう限界を迎えようとしていた。


「またイくッ!

またイっちゃうのですっ!!もう許してえええ!!

ああああもう無理いいいいいいい!!!」



プシッッッと勢いよく蜜を噴射した博士は汗とよだれと鼻水でぐりゃぐちゃになっていた。

潮でぐっしょりになった袖を捲り上げた助手は、未だに唸り続けるマッサージ器を止めると、後には博士の荒々しい息遣いだけが残った。


「…また出しちゃいましたね、変態博士」


「も、もう、許してほしいのです…う、嘘をつい、て…悪かっ、たの…です…」



ぐちゃぐちゃになった顔で謝る博士に、助手は今度は悪魔的な笑みを浮かべると

博士の顎をクイっと自分と目があうように上げさせると、その口を開いた。


「いやです」


「そ、そんな…なんで…なんでなのですか?」


「これじゃ博士が気持ちよくなっただけなのです。

お仕置きにならないのです」


「もういやっ…許してほしいのですっ…」


「これで最後ですよ、博士」


そう言って取り出した窓から差し込む月明かりい黒光りする道具に、博士はうつろ目ながら、それが何をするためなのか大体察しをすることができた。

上に湾曲したその道具は…………


まさにヒトのオスの性器そのものだった。


「うっ…うぅ…」


「おっと、どこへ行くのですか?」


湾曲するその棒を腰に『装着』する助手から逃げようとずるずると這ってドアから逃げようとした博士は、助手に片脚を掴まれるとグイと引き戻され、ひっくり返されてあっという間に四つん這いにさせられた。


「ふふふ…博士の処女を、私が頂けるなんて

嬉しいのです。博士、これはお仕置きですからね?

もちろんちゃんと反省しながらひと突きひと突きを味わうのです」



まるで悪魔が理不尽な要求を言い渡す時のようににんまりとした笑みを浮かべた助手は、絶望的な要求を博士に告げた。


「そんなぁ…も、もう、博士は限界なのですぅ…ゆ、許して…」


子供みたいにぐずる博士を見て、自分の心の中でさっきからゾクゾクとしたものが

ついに際頂点にまで上り詰めた助手は「無駄です!」というと、乱暴に両の手で尻をグイと広げ、マッサージでトロトロになったその未熟であり、熟された女性器めがけて腰をパン!!!!と降った。



「あああんっっ!!あああっ!!んおっっ、あっ!!!」


挿れられた途端、電撃が走ったような衝撃を受けたのもつかの間、

助手の連続攻撃に博士はただ犯される、捕食されるメスと化していた。

狭い部屋に肉と肉が打ち合う音、博士のメスの声、そして博士をネトネト責める助手の声が響きあう。


「ほらほら、もっと喘ぐのです博士!!

もっとメスらしく!鳴いてみるのです!!!」


「あっ、やっ、あぁっっ!

あっ!!もぅ、やめっ」


パンパンパンパンパンパンパン!!!


「ふふふ、こんなに乳首も立たせちゃって…博士は本当に

変態なのです。お望みどおり、ここも気持ちよーくさせてあげるのですよ?」


そう言ってまたあの電気マッサージ器を取り出した助手は、

スイッチをカチッと軽快な音で入れると、いきなり『強』で博士の胸に

押し当てた。


「ああああああ!あああああああああ!

いやああああああっ!!!

おっぱい気持ち良すぎるのおおおおお!!」


あまり膨らんでない乳をヴヴヴヴヴヴヴヴッと無機質に揉みしだかれる博士は

その追撃から逃れようとするが、助手が博士の膣をパンパンパンパン!!!!

と激しくえぐり、それもままならず結局二点責めを受けてしまっていた。


「博士の膣の締め付け、すごいのです。

ディルドが持っていかれてしまいそうですよ」


「ああああああああああああああああああ!

助手うううううううううぅ!壊れちゃうのですうううううう!」


もはや絶叫に近い声で快楽を訴える博士に、助手はゾクゾクとした感情が心を、それどころか理性すら支配していくのを感じた。


この感情は何か………何かアブナイ…博士を…博士ヲ壊しタい。


助手がその感情の正体に気付いた時には遅かった。

彼女の理性がプツンと音を立てて切れると、そこにはもう1匹のオスがいるだけだった。



「博士!!

私が博士ヲ!!気持チよク‼︎壊しテあげルのですヨ!!」


「………!?助手!?

し、正気に戻るのです」


博士は大人の色気を持った双眸から、虹色の粒子をほとばしらせる助手を見て

只事でないと思った束の間、助手に怪力によって足が持ち上げられて

いわゆる『まんぐり返し』の状態にされてしまった。


「い、いやっっ!助手っ!本当に壊れちゃっ!

んあああああああああ!」


助手は野性解放によってできた本物の肉のディルド、つまるところ男性器を思いっきり空を向いている博士の割れ目にねじ込むと、これまでにない強さで突きはじめた。


「おっ!うっ!やっ!あっ!!

助手っっ!ほんっ!とにっ!こわれっ!あっ!!!」


「博士ェ…気持ちいいノでス!!!」


そう言って一段とスピードをあげる助手。

怪力で押さえ込まれた博士はただただ、抵抗する間も無く

助手に蹂躙、捕食されていく。

博士自身もこの激しい食いつきに、快感のことしか頭になく、理性は

もうほとんど残っていなかった。


パンパンパンパン!!!!パンパン!!パンパンパンパン!!!



普段とは別人のように変わり果てたその姿はまるで獣そのものであり………

事実、外敵から身を守る目的であるフクロウの交尾が早いという特性もしっかり受け継いだようだった。

美しい短髪の茶髪を突くたびに揺らしながら、額に玉の雫を浮かべた

助手はギュっと瞳を閉じて、射精が近いことを知らせた。


「助手!!!いや!

中に出さないで!!!やめて!!助手ぅ!!!」


「博士ェ!言ったでしょウ!?

私ハ博士ヲ壊すノデす!

ホラ!!妊娠するのです!!!!!」


「いやあああああああああああああ!!!」



博士の懇願も虚しく、助手はその幼女の体には似合わないほどの巨根を

博士の膣の最果て、つまるところ子宮にねじ込むと


ドビュッ!!どビュルルルルルッッ!!!!!どビュルル!!!


と、大量に精子を吐き出し果て、同時にそれを受け止め、受け止めきれなかった博士は受け止めきれない精子と、潮を吹き出しながら絶頂に至った。


博士の視界が霞んでいく中、微かに「博士、私との子、孕んでください」と少女が憔悴しきった声で呟いたのを聞き逃さなかった。




追記:今回見直ししてないので誤字脱字あったらコメントにて教えてください

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