彼は話を終えると椅子に浅く座り直し、背もたれに体重を預けた。「それで?」僕が聞くと彼は「まあ、今の話は嘘なんだけどね。」彼のリストバンドのブザーが鳴らない。当然だ。リストバンドがないのだから。今の話が嘘かどうか今の私には分からない。

「ふふふ。ははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!」

彼は狂ったように笑い声をあげた。


バーチャルな世界でドラゴンは嗤う。

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