第2話 ラッキースケベ
森の中をひたすら歩くと、広大な草原に出た。
うおおおおおおおお、綺麗だな。綺麗すぎてやばいぞ。ここで寝そべって綺麗な青空を見て一生を過ごしたいぐらいの気分だ。
ガルルルル、ガルルルルと俺が寝そべっていると何やら獣の鳴き声が近くから聞こえた。
何々やばいぞ? 何か嫌な予感がする。
俺は慎重に立ち上がり、広大な草原の中にあった岩陰に身を隠した。
虎に似た何かがいるぞ。何とか逃げ切らねば。
俺は岩陰に身を隠して息を殺していると、突然虎が襲いかかってきた。
ラックスキル999の意味ねえ。駄目だ俺はここで死ぬんだ。そう思い俺は思わず腰を抜かすと、虎は突然苦しんだ様子でその場に倒れ込む。その後虎は苦しみながら逃げていった。
うん? なぜ? 自分でも理解できなかったが取り敢えず助かった。ラッキー。
『林檎を食べたんですね。だから体内から匂いが出て、虎を追い払ったんですよ』
誰かが俺に話しかけてくる。しかも直接脳内に。
「この声俺を小馬鹿にした女神だな? 今すぐ俺を静かに眠らせろ」
『面白いのでそれは無理です。手違いでラックスキルだけカンストされてしまっていますので、ある意味最強では?』
「ラッキースケベも可能と言うのだな女神よ」
『その通りですナイト(笑)さん』
一々人の名前を馬鹿にするな。俺だって好きでこんな名前になったわけじゃないんだぞ。
「それより林檎とか虎とか地球に似てるんだなこの星」
『はいここは地球に似た星ですよ。まあ科学ではなく魔法が発達してしまっているので物理法則なんかは随分と変わっていますが。とにかく思う存分この星を楽しんでくださいね』
仕方ない、俺はこの星の住人として生きていくことにしよう。先ずはレントーに行くぞ。レッツゴー。
ここがレントーか。随分と賑わっているじゃないか、俺はレントーに入国すると、いきなり変な巨乳の年上女性に絡まれた。
「あんた新参者かい? 金出しな」
えええええええええ? 金なんてねえぞ。おい女神どうしたらいい?
『取り敢えず逃げましょうレッツゴー』
俺は女神に言われた通り逃げようとする。その時足を滑らして年上女性の巨乳にレッツゴーしてしまった。
初めて触る女性のおっぱい、服の上からでも凄く弾力があって興奮する。天国だ。もう死んでもいいかも。
「いつまで触ってるんだよお前は」
「いや心ゆくまで堪能させてもらいます」
『退屈しないですみそうです』
俺はこの日人生初のラッキースケベを経験した。
よーし、次は仲間を作るぞー。
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