第10話 喪女の住む館


 警察署を出てから数十分後――俺はマリーが住んでいるという『猫屋敷』を探して、町の北にある住宅街を歩いていた。

 このあたりは古くからの住民が多く、その大半が地主や会社の社長といった大金持ちであるという。もちろん庶民の俺には今まで縁のなかった地域だが、こんなところに吸血鬼が住んでいるというのもなんだか信じられない話だ。


(あー……それにしてもあちぃ……)


 あの狼男を探すために一刻を惜しんでここまで来たものの、俺はマリーの忠告を聞かなかったことを少しばかり後悔していた。

 暑い――というよりも熱い。まだ五月にもかかわらず、太陽の光が刺すように痛いのだ。

 今日が季節はずれの夏日なのかもと思ったが、そうでないことはすぐにわかった。周りを見るとへばっているのは俺だけで、道を行き交う人々はみな涼しい顔をしていたからである。


(くそ、あいつの家はまだなのか? 早く日陰に入らないとブッ倒れちまいそうだ)


 さっき出会った人に道をたずねてみたところ、マリーの屋敷は今いる場所からさほど遠くないとのことだった。隣の家にかなり目立つ特徴があるそうなので、近くまで行けばすぐにわかるらしい。


「おっ、もしかしてあれか? ……っておいおい、吸血鬼がここに住んでるってマジかよ」


 自分の進む先に現れた二つの建物を見て、俺は思わずそう口にしていた。マリーが住んでいると思われる屋敷のほうはともかく、隣の家にあると言われていた『特徴』がなんとも予想外のものだったからだ。

 その家は一見どこにでもある南欧風の一戸建てなのだが、屋根の上に立てられている十字架はまさしくキリスト教会のそれだった。住宅街に教会があること自体は特に珍しくもないとはいえ、そのすぐ隣に吸血鬼が住んでいるというのはさすがに悪い冗談としか思えない。


(マリーのやつ、確かに十字架を怖がる必要はないって言ってたけど……。それにしたって、吸血鬼が教会の隣に住もうなんて考えるか普通?)


 マリーがどういうつもりでこんなところに住んでいるのかは知らないが、とにかく今はあいつに会わなくてはいけない。

 俺は門扉もんぴのない入り口の柱に『Verlaine(ヴェルレーヌ)』と書かれた表札があるのを確認すると、迷わずその家の敷地に足を踏み入れた。


 ―― キンコーン♪ ――


 玄関ポーチの横にあった呼び鈴のボタンを押すと同時に、古臭い音のチャイムが鳴り響く。そしてしばらく待っていると――


「はいはーい、ご苦労様でーす♪」


 妙に軽快な声とともに、頑丈そうな木製のドアがガチャリと開いた。


「って、ミツキじゃないか!? どうしたんだいこんなに早く?」

「…………」


 応対に出てきたマリーは訪問者が俺だと気づいたとたん、まるで墓からよみがえった死人でも見たかのように頓狂とんきょうな声を上げた。どうやら俺がこんな時間に来るとは夢にも思っていなかったらしく、今は栗色の目をぱちくりさせている。

 だが、俺の目もまた別の意味でマリーに釘付けになっていた。なにせ彼女が着ていたのは上下ともに野暮やぼったいグレーのスウェットという、どう見ても引きこもりとしか思えないものだったからだ。

 しかもマリーにはその格好が妙に似合っているというか、十年以上もそれで通してきたかのような独特の雰囲気があった。上手く表現できないのだが、ベタな小豆あずき色のジャージを着たアニメキャラなんかよりもガチ感がある。


 ―― ギィィィ…………バタン ――


 俺は自分のほうに向けて開かれていたドアをゆっくりと閉め、今しがた見たものが現実なのかどうかを頭の中で整理しようとした。彼女の身なりが昨日のドレス姿とあまりにもかけ離れていたため、そのギャップに脳が理解をこばんでいるのだ。

 すると再びドアが勢いよく開いて、マリーが怒ったような顔で飛び出してきた。


「こらこら、そっ閉じするんじゃない! なんだきみ、女性に対して失礼なやつだな」

「いやぁ……だってその格好……。なんていうかこう、見てはいけないものを見てしまった感が半端はんぱないんだけど」

「なにを言う、僕は家にいるときはいつもこの格好だぞ。ここ三十年にわたるニート生活の結果、これこそが家でダラダラするのに最適な服装であるとの結論に至ったのだ」


 そう言いながらマリーは腰に両手を当て、ふふんと鼻を鳴らしてみせた。

 うん、この残念美人としか言いようのない絶妙なポンコツ感、やはりこいつは昨日出会った吸血鬼で間違いない。


「いや、そんなことドヤ顔で言われても。だいたいお前、それじゃ吸血鬼というより引きこもりの喪女みたいだぞ」

「喪女ってゆーな! 僕はけっして男性にモテないわけじゃなく、自分が純潔を捧げるにふさわしい殿方が現れるのを待っているだけだ!」


 俺が喪女と言ったとたん、マリーはものすごい剣幕でマジギレしてきた。

 今のはあくまで例えにすぎなかったのだが、どうやら彼女にとっては突かれたくない図星だったようだ。


「誰もお前がモテないとか言ってねえだろ。つーか自分にふさわしい男が現れるのを待ってるって、五百年もかよ? 三蔵法師が通りかかるのを待ち続けてた孫悟空だって、岩牢いわろうに封印されてたのはせいぜい三百年だぞ」

「ふん、五世紀にもわたって処女のままで悪かったね。だけど僕は運命の相手が現れるのをただ待っているわけじゃないぞ。なにせ昨日は街コンに行ってきたんだからな」

「街コンって……それこそもう手遅れ感がある喪女の行動そのものじゃねーか。っていうかお前、昨日はそれの帰りだったの?」

「……おいミツキ、一つだけ忠告しておいてやる。金輪際こんりんざい、二度と僕のことを喪女呼ばわりするんじゃぁない。この国では仏の顔も三度までというが、次にそれを口にしたらその日がきみの命日になるぞ……!」


 俺に女性としてのダメ出しをされたマリーが鬼のような形相ぎょうそうで牙をむき、漆黒のオーラを放ちながら指をゴキゴキと鳴らす。

 見ているこっちが痛々しく思うほど必死になって否定しているものの、やはりこいつは自分が喪女と呼ばれるたぐいの女であることを気にしているらしい。この逆上ぶりでは本題に入ってもまともに答えてくれそうにないので、俺は少しばかり話を逸らすことにした。


「フランス人丸出しの顔と名前で仏がどうとか言ってんじゃねえよ。そういやお前、なんでこんなところに住んでるんだ? すぐそこに建ってるアレ、俺たち吸血鬼にとっては不倶戴天ふぐたいてんの敵がいる場所じゃなかったっけ」

「ああ、お隣さんのことか。なかなかいいカモフラージュだろう? 討魔教会の連中も、まさか吸血鬼である僕が教会の隣に住んでいるなんて思いもしないだろうからな」

「いやいや、どう考えたってリスクのほうがデカすぎるだろ。もしもお前が吸血鬼だってバレた日にゃ、それこそ昨日の神父や修道女シスターみたいなのが即行で殺しにくるんじゃないのか」

「なにを言ってるんだい? ははぁ……さてはきみ、ちゃんと世界史の授業を受けていなかったな。そこの建物は討魔教会の所属するローマ正教……つまりカトリックではなく、プロテスタントの教会だぞ」


 マリーは俺が本気で心配してやっているにもかかわらず、“これだから宗教に関して無知な日本人は”とでも言いたげな顔でかぶりを振った。

 確かに彼女の言うとおり、日本人は分類やレッテル貼りが好きなわりにそういう区別には無頓着むとんちゃくなところがある。だけど西洋人だって神社シントー・シュライン仏閣テンプルの違いを正確に理解しているやつは少ないだろうし、そもそも日本の学校ではそこまで細かく教えてくれないんだからしょうがない。


「キリスト教にカトリックとかプロテスタントって宗派があることぐらいは知ってるけど、それとお前が教会の隣で堂々と暮らしていられることにどう関係があるんだよ?」

「プロテスタントというのは教会こそが神の代弁者と位置づけるカトリックとは違って、聖書に書かれている教えだけを忠実に守ろうという宗派なんだよ。だから権威づけのために悪魔祓あくまばらいなんてオカルトじみたことはしないし、それで信者からお布施ふせを巻き上げたりもしないのさ」

「つまり、吸血鬼のことも敵視はしてないってことか?」

「というより、吸血鬼ヴァンパイアを含む不死者アンデッドの存在自体を認知していないってところかな。だから僕の正体がバレたとしても不死者狩ハンターりを呼ばれる心配はないし、そもそもお隣の牧師さんとは何年にもわたって懇意こんいにさせてもらっている」

「へぇ、なんか意外だな」

「ちなみに聖職者のことを神父と呼ぶのがカトリック、牧師と呼ぶのがプロテスタントだ。あとプロテスタントの聖職者には女性でもなることができるが、カトリックのように修道女シスターという存在はいない。テストに出ることはないと思うけど、これぐらいは一般常識として覚えておきたまえ」


 マリーはまたさっきと同じようなドヤ顔で、スウェット越しでもわかるほど形のいい胸を自慢するかのように突き出している。

 どうやら知識自慢をしたことで多少は機嫌が直ったらしい。これなら同属である吸血鬼を売ることになるような質問をしても、おそらく無下に断られることはないだろう。


「まあ、とりあえず中に入りなさい。ここは日当たりがあまりよくないとはいえ、それでも新生者ニューボーンのきみには辛いはずだよ」


 そう言って、マリーは俺を屋敷の中へと招き入れてくれた。


「おおー……」


 マリーの屋敷はかなり立派な洋館で、入ってすぐのホールには高級そうな柱時計や西洋の甲冑かっちゅうなどが置かれていた。これまで日本の家屋にしか住んだことのない俺にとって、こんな光景はそれこそフィクションの世界でしかお目にかかったことがない。

 ただこれだけ広いと掃除が行き届かないのか、床の絨毯じゅうたんには結構な量のホコリや動物の毛らしきものも落ちていた。その不気味ぶきみさがまた吸血鬼の住処すみからしくもあるのだが、ここのあるじの残念ぶりを考えると掃除をなまけているだけの可能性もある。


「ところで、どうしてきみは僕の言いつけを守らずこんな時間に来たんだい。僕はてっきり昨日注文した乙女ゲーがポワゾンから届いたのかと思って、そりゃもうウキウキでドアを開けたというのに」

「えっと、実はな……」


 最後のオタク丸出しな発言はひとまずスルーして、俺は今日の深夜に起こったことの全てをマリーに話した。もちろんついさっきまで警察に拘留こうりゅうされていたことや、アリシアさんに聞いた『チューイング』と呼ばれる吸血鬼のこともだ。


「なんてことだ……まさかこの町に僕以外の吸血鬼ヴァンパイアがやって来て、しかもそいつがきみのご両親をそんな形で殺すなんて……」

「そこで同じ長生者エルダーであるお前に相談なんだけど、やつの居所や行きそうな場所についてなにか知ってることはないか? 俺、あいつを探し出してこの手でブッ殺してやりたいんだよ」

「すまないが、僕はそのチューイングとかいうやつのことはなにも知らない。長生者エルダーといってもそれなりに数は多いし、自分と違う派閥に属している者の動向までは把握していないのが普通だからね」

「派閥って、吸血鬼の世界にもそんなもんがあるのかよ?」

「ああ、吸血鬼ヴァンパイアも思想や信条の似たもの同時でコミュニティを作ることはあるんだよ。僕のように人間社会に紛れてひっそりと生きていこうという派閥もあれば、自らの欲望のままに人を襲って自由に血を吸えばいいという連中もいる」


 欲望のままに……か。なるほど、あの狼男はそういった分類をするならまさに後者というわけだ。


「……なあミツキ、きみの気持ちはわからなくもないが――」

「まさか“人を殺すのは悪いことだからやめなさい”とか、“復讐なんかしてもきみのご両親は喜ばない”とか、そんな月並みな台詞セリフを吐こうってんじゃないだろうな?」


 マリーが神妙な面持おももちで口にしようとした言葉をさえぎり、俺は自分の意思を曲げる気がないことを先に告げた。

 そう、俺はここに道徳の授業を受けにきたわけでも、聖職者の説教を聴きにきたわけでもないのだ。


「俺は前々から思ってたんだけどさ、殺人犯を被害者の遺族が殺すのってそんなに悪いことか? 人の命がなによりも尊いっていうなら、そんな尊いものを奪ったやつの罪こそ同じものであがなわれなきゃ駄目だろ。そもそも他人の命を平気で奪えるやつなんてのは文字どおりの『人でなし』なんだから、俺ん中じゃ殺しても殺『人』には当たらないことになってんだよ」

「…………」


 相手に口を挟む隙を与えないよう、自分の言い分だけを一気にまくし立てる。

 もちろんこんなのはほとんど感情論であって、万人を納得させられるようなものでないことはわかっている。しかし今はこちらの意思が固いということさえ伝わればいいので、相手がそれをどう受け止めようと知ったことじゃない。


「んなぁ~っ」

「ん?」


 俺がマリーに持論を披瀝ひれきしていると、いつの間にか足下あしもとに一匹の猫が寄ってきていた。野良猫らしく毛並みはそれほど綺麗ではないが、愛想のいい顔をした可愛らしい猫である。

 ふと周りをよく見れば、ホール内には他にも無数の猫たちが集まっていた。どの猫もなにやら俺のことをじっと見つめていて、まるで自分たちの仲間としてふさわしいかどうかを値踏ねぶみしているかのようだ。


「ねえミツキ、どうして僕がこの子たちに血をもらって生きているのかわかるかい? 僕は催眠術なんて便利なものが使えるんだから、人間から血を奪うのは他の吸血鬼ヴァンパイアよりも容易たやすいはずなのに――だ」


 俺が目を離している間にマリーがさっきの猫を抱え上げ、その背中を優しくでつつ問いかけてきた。彼女の口調はあくまで穏やかなものだが、その声にはまさしく親が子に道徳を教えるときのような厳しさがある。


「いや、知らんけど……。人間よりも猫の血のほうが美味いとかそういうのか?」

「前にも言ったが、吸血鬼ヴァンパイアは血を吸うときに相手の記憶や心といったものまで取り込んでしまう。つまり長く生きれば生きるほど他者の影響を受け、生来の自分がどういう人間であったかを忘れてしまうんだよ」

「じゃあお前がこの家に猫を集めてるのって……」

「ああ、猫の生活は気ままでストレスが少ないからね。彼らの血を飲んで生きている限り、他人の精神にこちらの人格が侵食されることもないってわけさ」

「ふぅん……で、それがあの狼野郎をブッ殺すかどうかって話になんの関係があるんだよ」

「僕がこういう生き方を選んだのは、人間であった頃の自分を見失いたくなかったからだ。人の心を失った吸血鬼ヴァンパイアなんて、それこそきみの両親を殺したやつと同じ化け物じゃないか」

「それって要は“人を殺したやつは人でいられなくなる”みたいなことを言いたいのか?」

「少なくとも、それまでの自分ではいられなくなるだろう。それでもきみはやつに復讐したいというのかい?」


 そう言って、マリーは今までに見せたことがないほど真剣な顔でこちらの目をじっと見つめてきた。別に脅しているわけではないのだろうが、俺の覚悟が本物かどうかを見定めようとしているのは明らかだ。


「……俺さ、両親とそれほど仲が良かったわけじゃないんだよ。どっちもそれなりに口うるさかったし、俺が受験に失敗してからはなんか気まずい感じだったしな」

「…………」

「でもな、親父や母さんが死んだ今、なぜか思い出すのは楽しかったことや嬉しかったことばかりなんだよ。幼稚園の頃に親父が動物園に連れていってくれたこととか、小学生のときに母さんが手袋を編んでくれたこととか、世話になったことしか思い出せないんだ」

「うん、その記憶はきみの血を吸わせてもらったときに僕も見たよ。きみはご両親から本当に愛されていたんだね」

「この国には“受けたあだを返せないやつは受けた恩を返すこともできない”って言葉もある。お前の言うことも否定するつもりはないけど、俺にとってはあいつをブッ殺してかたきを討つほうがよほど『人間』らしいことなんだよ」

「……きみの意思がどれだけ固いかはよくわかったよ。それなら僕もきみに命を救われた者として、できる限りのサポートをしてあげよう。今のままではやつと戦ったとしても、きみは絶対に勝つことができないだろうからね」


 マリーはようやく俺の意思に賛同してくれたものの、俺がやつに挑んだ場合の結果についてはきっぱりとそう言いきった。

 彼女に授かった力で空手の技を振るえばそうそう負けはしないだろうと自惚うぬぼれていただけに、今の言葉はさすがにショックだ。


「な、なんで俺が負けるって決めつけられるんだよ? 俺の力にはお前も驚いてたし、長生者エルダーにも劣らないって言ってただろ」

「確かにきみのパワーは新生者ニューボーンの域をはるかに超えているし、単純な殴り合いなら長生者エルダーとも渡り合えるかもしれない。だけど不死者アンデッド同士の戦いという点においては、きみにはまだ足りないものが多すぎる」

「なんだよそれ……!」

「そうカッカするんじゃない。きみがやつに勝てないと言ったのは、あくまで『今のままでは』ということさ。やつと戦って殺されたくないのなら、きみはまず自分が持つ力の使い方を知らなきゃいけない」

「そういうことか……」

「どちらにせよ、きみはまだやつの居場所に心当たりはないんだろう? それならやつの捜索はさっきの話に出てきた不死者狩ハンターりの女に任せて、その間にこちらは万全の準備を整えようじゃないか」

「準備って、具体的にはなにをするんだ? お前が俺にその『不死者アンデッドとの戦い方』ってやつを教えてくれるのかよ」

「実を言うとね、きみがたずねてきたらその体を調べるために連れていこうと思っていた場所があるんだ。そこならきみが今どれほどの実力か試せる相手もいるはずだから、なんなら今からでも行ってみないか」

「行くって……どこに?」


 俺がそうたずねると、マリーはにやりと笑ってこう言った。


「――横浜だ」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 第10話あとがき



 今回は主人公がマリーの屋敷を訪れ、復讐の協力を取りつけるのと同時に、彼女の私生活が意外とだらしないことを知るシーンです。

 作中で主人公が言ってた台詞の一部(“受けたあだを~”のくだり)は、漫画『シグルイ』で有名な山口貴由先生が巻末コメントでおっしゃっていたものを拝借しました。

 というか、そのとおりだと思うんですよね。復讐ネタでよくある“外野がゴタゴタ抜かすな、それでも俺はやる”系の台詞としては、これとジョジョ第6部のアレが一番好きです。


 次回からは舞台を横浜に移し、主人公の体の謎を明かしつつ最初のチュートリアル戦闘をやる予定です。

 まずはマリーがいつこの国に来たのかといった話にちょこっと触れるつもりなのですが、さすが吸血鬼は長く生きてるだけある、というのを匂わせるエピソードになるかと思います。

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