あとがき
これにて「黎明の救国英雄譚」は完結です。最後までお付き合いくださった皆様、評価や応援、コメントなどをくださった皆様、本当にありがとうございました。
この作品は元々、卒業によって離れ離れになる友人たちと交流を続ける切っ掛けにしようと、皆にキャラを作ってもらい、TRPGのセッションっぽく書き始めたものでした。書き始めた当時は「終わらない話でもいいか」なんて軽く考えていたため、本当に書いても書いても終わらないボリュームになってしまい、何度か途中
十年ほど前に携帯小説サイト「フォレストノベル」に載せた時にも、完結までは書けなかったため、結末をつけるのは半ばあきらめておりました。当時は『狂王編』のラストまで書いて区切りも良かったため、動機も足りなかったのですが。
今回、最終シナリオの『帝星祭編』を書く決心がついたのは、少し前に出した「いにしえの火竜はましろき雪の夢をみる」を書いたことが切っ掛けでした。
もう連絡も絶えて久しい友人たちのキャラを敵役として掘り下げるのは無理があり、構想当時に用意していたシナリオが使えなくなっていたのですが、そこに『リュカの養い親』を絡めてみてはどうか、と思ったわけです。
結果、ずっと止まっていた物語が動きだし、国王暗殺の陰謀を見事、阻止することができたのでした。
物語は、読み手あってのものです。
楽しみにして読みにきてくださる方や、コメントで気持ちを共有してくださる方のお陰で、英雄譚は本当の完結を迎えることができました。改めて、本当に、ここまで見届けてくださってありがとうございました!
終わりを目的としたため、キャラの活躍度合いの格差やバックグラウンド進行があったことは、申し訳なかったと思っております。
後日談についても、全員分は用意できませんでした。それでも、各自の活躍はこれからも続いていきますし、いつかは別作品で登場することがあるかもしれません。
一つながりの世界にあって、誰かと誰かの運命が交わるときがあれば、新しい物語も生まれるかもしれませんね。その際にはまたお付き合いいただけましたら、嬉しいです。
それではまた、どこかで会えますことを願いつつ。
皆様の上にも、幸運と導きの風が吹きますように。
―― 21.4/17 眞城白歌。
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