※敵側※

【ジェルマ】

　本名よりも「狂王」という通り名のほうが知られている。今より50年ほど昔に、ライヴァン帝国の英雄王エイゼルによって封印されたという魔族（ジェマ）の王で、部族は吸血鬼（ヴァンパイア）。関係者によれば『殺しても死なない』『相手に狂気を植えつける』といった規格外の能力を有しているらしい。

　過去、無差別な殺戮（さつりく）により世界を恐怖に陥れたと言われるが、背景や真相については不明瞭な部分も多い。彼を再封印するのが、目下の目標である。

※キーキャラ※

【ステイ=リア】

　勇者を志す妖精族（セイエス）の剣士で、シャーリーアとは幼馴染み。樹海を探索するシャーリーアたちと偶然出会い、流れのまま一緒に行動している。

　性格は単純で直情、ひねくれた所がなくシャーリーアとは正反対のタイプ。彼と再会したのは偶然なのか、それとも……？

【告死の（シザー・）カミィ】

　白月の森の奥深く、貴石の塔の付近に住む魔族（ジェマ）の魔術師。部族は死神（レイス）で、死神の大鎌（デスサイズ）を扱う技能（スキル）もあるらしい。

　シャーリーアたちを家に招き、ギアとロッシェの決闘に介入し、紛失したペンダントを探し出したところを見ると、『森の番人』のような役目だと思われるが……？

【ラスリード】

　裏組織の地下牢に囚われていた、前王統の国王だった人物。ラディンの叔父でもある。狂王封印について重要な手掛かりを知っていると思われるが、当人によれば『ルゥイでなければ施せない魔法』らしく、彼としては現政権との協力関係を望んでいるようだ。

　捕らえられた時の事故で利き手を手首から失っているが、本人はあまり気にしていない模様。彼の望み通りの協力関係が得られれば、狂王に対し大きくアドバンテージを取れると考えられるが、果たして……？

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