この世界にいる意味はあるのだろうか

 題名ネタが哲学クサくなってきた気がする今日この頃。いかがお過ごしだろうか。俺はほぼ感情が湧かない気さえしてくる毎日である。

 飛び降り自殺未遂は数日に一回くらい。当たり前だ。いや、もうダメかもしれない。

「あ、ここから飛び降りたら電車に轢かれて死ぬ……ふふふ……はっ、いま何を⁉︎」

 そんなことを考える毎日だ。俺はもうダメかもしれない。


 そんなどうでもいい作者近況はさておき、そんな心境のまま考えていたことがつまり今日の題名のようなことである。

「この世界に存在する意味などあるのだろうか。自分にどんな価値があるのだろうか」

 ここ最近は自己性格診断的なサイトをよく見る。

 面接で自己PRをしなければいけないからである。

 正直なところ、自分には面接で言えるような長所はない。あるのは人の気持ちを考えないところや自分の主張が弱いところ、ネガティブ思考、自分を変えられないところなどの恨み憎むべき短所ばかりである。

 しかし、面接に出るためには無理矢理にでも長所を見つけ出さなくてはならない。それ故に性格診断をやっているのだ。

 だが、残念なことに、自分には自己肯定をするという思考は出来ないらしい。

 第一に、そもそも面接で言えるような長所があまり出てこない。実用で役に立つような長所が自分にはほとんどないようなのだ。

 その次に、出てきたとしてもそれを素直に信じられる程、安直な思考をしていないのだ。要するにただひねくれていると言える。どこで育ち方を間違えたのだろう。

 最後に、いいことはほとんど覚えてない。覚えようと思ったことに限って記憶できなかったりするものなのだ。割とどうでもいいことは覚えているのだが。

 そんなこんなで自己否定しかできないのだ。

 なんて面倒な生き方だろう。だが、そういう性質なのだ。

 そこで受け入れた上で開き直ってそのままにするというその思考がいけないとされる。なんて面倒な。

 長すぎる前置きはそのくらいにしておいて。

 俺がこの世界に生きる意味だ。

 先ほどからつらつらと語ってきた“長所が無い”という短所。

 つまり、この世界で俺が役に立つことはないのだ。

 役に立たない人間が一体なんになろう。

 何もできないのに、人に頼って傷付けてばかり。害悪にしかなり得ないだろう。

 さらに、ここ最近、知ってしまった。自分の頭が一般人に対して劣っていない、むしろ優れているということを。

 どうやらIQが130といくつとかいう高い数値らしい。

 本来ならそれはいいことのはず、なのだが。

 俺の場合、それは俺を天狗にしてしまった。他人を心の底でバカにするようになってしまった。

 俺は人を見下しバカにする人間が嫌いだ。大嫌いだ。そんな人間のクズは消えてしまえばいいとさえ思っている。

 そうなのだ。自分はそんなクズに成り下がってしまったのだ。

 自己嫌悪や自分への殺意と、それとは反対の自尊心や自慢する心とが拮抗し殴りあい殺しあう。

 それが俺を深く蒼く昏い思考の深海へと誘い、引きずり込む。激しい葛藤はもはや怪物と化してしまったのだ。

 ああ、もう壊れてしまいそうだ。いっそのこと死んでしまおうか。

 だがしかし、死んでしまえばこれまた他人に迷惑をかけることになる。

 果てしなく続く高速無限ループを繰り返す堂々巡りの袋小路な思考の渦。

 抜け出せぬままに、いつしか死を想い夢見るのだ。

 ぼんやりと、しかしはっきりと、自分でもよくはわからないが死にたくなってくる。

 鬱か、希死念慮か。自分でもわからないし、知らなくてもいい。

 壊れそうだ、と書いたが、実のところもうすでに壊れていたのかもしれない。いや、本当に壊れて仕舞えばこの程度では済まないだろう。そう思うとまだ壊れてはいないのかもしれない。

 だからなんなのだ。

 何もかもがわからない。

 わからない。わからない。わからない。

 狂的なまでの無限ループ思考が俺を締め付ける。

 答えが出るのならば誰か教えてくれ。俺はもうわからないんだ。なにもかもが!


 これが今の俺のほぼ全てを占めるイかれた考え事だ。

 俺は正常で、本来ならば悩む必要もないはずなのだ。

 どうしてこんな思考を持ってしまったのだろうか。最早わからない。

 気が狂ってしまいそうだ。

 これが生きるということならば、もうやめてしまいたいほどだ。

 いいメッセージなど到底出せそうもない。

 矛盾し、否定し、肯定し、崩壊し、再生し、死にながら、生きる。

 それ以外に出来ることはないのかもしれない。

 これが俺のエゴイズムであり、人生の一端である。

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