EP18 夢現

「わああ!」


悪夢にうなされて飛び起きた。


とんでもない夢だった。


時針が指すのはいつもの目覚めより遅い時間。


「やばい、やばい」


慌てて出社支度をする。


忘れ物がないか確認。


靴を履いて家を出る。


駆け足。


なんとか電車に間に合った。


「よかった」


席に着く。

一息つくと、ふと見ていた夢を思い出す。


今日の夢はやけにリアルだったなぁ。


夢はあまり見ない方だ。


ベタなんだけど、全身が血塗れで…


「あー」


思い出すだけで鳥肌。


ああいうのは苦手で嫌いだ。


我に返る。


やけにみんなこっち見てくるなぁ、慌てて出てきたから変なモノでも付いてるのか?


全身を見回す。


あれ?


赤い…


同時に電車が止まる。

数人の警察官は入って来るやいなや僕に話しかけてくる。


「君、ちょっといいかな?来てもらっても?」


あー、そういえば夢じゃなかったっけ…



________________




「うわっ!」


飛び起きる。


「夢か……」


時計を確認。


もう仕事へ行かないといけない時間だった。


僕は慌てて"着替えた"

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