第120話 読んで眺めて 眺めて読んで

 第4回カクヨムWeb小説コンテストキャラクター文芸部門で特別賞を受賞された円堂 豆子さんの『雲神様の箱』の第3巻「花の窟と双子の媛」が、本日6月15日に発売されました。


 表紙に登場しているのは、主人公セイレンの双子の姉石媛です。

 装画を手がけられているのは、イラストレーターの苗村さとみさんです。

 本文を読む前に、まずは、麗しい表紙をじっくりと眺めました。

 表紙に描かれている花ですが、第1巻のセイレンには強い色彩の野性的なコオニユリ(ムカゴが付いていないのでオニユリではなくコオニユリだと思います)が描かれ、第3巻の石媛には神事に使うササユリ(地域によってはヤマユリとも呼ぶ)が描かれ、それぞれにふさわしい花が選ばれていることに感動しながら、しばし表紙を眺めました。

 尚、花については、私見ですので、花の名前が違ってましたらすみません。


 さて、本文について。

 ネタバレにならないように感想を書くのは難しいです。

 もちろん面白かったです。

 一気読みしました。

 表紙の乙女をしげしげと眺めてから、もう一度、一気読みしました。

 古代、本当に、このような一族がいて、このような歴史があったのかもしれないと思わせてくれる物語でした。

 最後の方は怒涛の展開で、あと50ページくらいあってもいいように思いました。

 もっともっと読んでいたかったです。

 個人的希望として、もし番外編があるとしたら、古代の呪術師たちの裏歴史ものを読んでみたいと思いました。


 どう書いてもネタバレになってしまうので、当たり障りのないことしか書けません。歯がゆいです。


 今後ますますのご活躍を!


『雲神様の箱』円堂 豆子さん

 https://kakuyomu.jp/works/4852201425154970199



 では、皆さま、今日はこの辺で。




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