第57話 『うかたま』を読んで、ほっくりほくほくの秋を楽しむ

 11月19日は農協記念日だそうです。

 1947(昭和22)年11月19日に、農業協同組合法が公布されたことを記念して制定されたとのことだそうです。

 全国農業協同組合中央会(JA全中)によって制定されたのだそうです。


 「~だそうです」ばかりの文章でこんにちは。


 農業の本と言いますと、農作業などの実践的な本が思い浮かぶと思いますが、農業分野でも「食べる」テーマにおいては、おしゃれだったりかわいかったりと、気軽に手にとりたくなる本があります。


 『うかたま』(一般社団法人 農山漁村文化協会刊)もそんな本の一冊です。


 「うかたま」ってどんな意味でしょうか。

 うかうかしているうちに、たまたまおいしくできたごはん。

 違います。

 うかうかうかれていると、たまたまたまらなくおいしくできたごはん。

 違います。

 でも、ごはん、食べるもの、というところは合っています。


 少し長いのですが、『うかたま』のサイト(http://ukatama.net/about.html)から引用してみます。


 

「『うかたま』は、食べものの神様、

宇迦御魂神(ウカノミタマノカミ)にあやかり、

古くから日本ではぐくまれてきた食の知恵や

暮らしのあり方を受け継いでいきたい、

そんな思いから、つけた誌名です。


コンセプトは「まるごと、食べごと。」。

「食べごと」とは、食事の支度、料理をすることだけでなく、

食のまわりにある暮らしのすべてを指します。」

 


 うかうかでも、たまたまでも、なかったですね。

 食べものの神様のことでした。


 そして、「食べごと」。

 いいですね、「食べごと」。


 さて、「うかたま」についてはいったんおいておいて、本の内容についてみてみましょう。

 季刊誌なので、季節にちなんだ食べごとが、本誌では紹介されています。


 今でしたら、秋の号。

 特集は、「むらの小さな秋まつり」。

 “うかたま村”の住人が、大地の恵みに感謝する秋祭りをしている場面をイメージした特集記事になっています。


 <野山の手作り市>

 植物ビーズを使ったアクセサリーのつくり方が紹介されています。

 木の実や種を使うのはオーソドックスですが、樹皮を使ったチョーカーはアヴァンギャルドでいい感じです。

 ただし、素肌向きではありません、きっと擦れて皮膚が赤くなります。

 タートルネックを着た時にするとよいでしょう。

 九頭竜湖の流木コーナーで樹皮をもらってきたので、ペンダントを作ってみようかな。


 次に、マテバシイのどんぐりで作ったどんぐりパウダーを使ったどんぐりクッキーのつくり方が載っています。


 そして、ブレンド野草茶。

 クマザサやヨモギは身近ですが、聞いたことのない野草も紹介されています。


 エコグッズとして注目されている、みつろうラップのつくり方。


 ムクロジ石けん。

 ムクロジ石けんで、しゃぼん玉をしたことがあります。

 うっかり口にしたら、苦かったです。


 キンモクセイのルームスプレー。

 摘みたての花でつくります。


<村のワークショップ> 

米袋バッグ。

紙の米袋を使った、とーっても丈夫な買い物バッグのつくり方。


ねこじゃらしのリース。

ねこじゃらし――エノコログサは、雑草のある所で見つけられるでしょう。


<秋の収穫ふるまい料理>


 秋の恵み料理からご当地の味覚まで。

 ほっくりほくほくな根菜料理のバリエーションが食卓に並びます。


 他に、農家に教わるふるまいレシピ、秋祭りのごちそうetc


 つくって、食べて、楽しんで。


 自分の故郷をイメージしたふるまい料理の収穫祭をやってみるのも楽しそうです。


 ここでは、奥越の秋の山里の収穫物、数珠栗と熟し柿の写真をTwitterに後ほどあげておきます。



 では、最後に、農協記念日にちなんで、農業関連の本の専門書店農文協・農業書センターの訪問記をご紹介。


『本を買いに行きました』

四十七箇所目 農文協・農業書センター 神保町

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882605676/episodes/1177354054888540003





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