Vorschlag

蟹を目一杯食べている時の君が一番かわいい、なんて言ったら君は笑うだろうか。怒るだろうか。

いずれにしてもこれは、僕の偽らざる本心だ。

正直になるということは、幸せになることよりも難しいのかもしれない。


直径約4.1mmが僕の愛の証だとして、たとえばそれを君に贈ったとして、君からもらったものには遥か及ばない。

僕はあの日の蟹をずっと覚えている。雪だるまのライトだとか、安物のスウェットだとか、妙に甘い玉ねぎだとか、そういう全部を。

忘れたらまた思い出させてね。

大きく眠るまでは、きっと隣にいるだろうから。

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