蚕紋舎Projectとは?
で、まだこの文章を読み続けてくださっている皆様方。
貴重なお時間を費やしてくださり、ありがとうございます。
「まあ、なんかしらんけど楽しそうやなお前さん」
くらいの冷静なテンションでいてくだされば、実に幸いです。(中に「へえ、面白そうやん」と思ってくださる方が一人でもいれば、私としては万歳三唱待ったなしなわけですし、モチベも上がるのですが)
ともあれ、そんな具合に「蚕紋舎っていう想像上の組織運営(?)を通じていろいろ遊んでみようぜ!」というのがこの「蚕紋舎Project」のあらましになります。
では、少しずつ深い部分についてお話していきます。
この企画は、すでにお話したとおり「幻想第四次」という架空世界を舞台としています。正直なところほとんどイメージは固まっていないのですが、バチバチの「剣と魔法のファンタジー」ではなくて、一応、現代よりの世界かもしれません。
スチームパンクとか、昭和レトロとか、大正ロマンとか、ノスタルジックなイメージをごちゃ混ぜにしたような感じですかね。(完全に私の趣向ですが)
そんな幻想世界にも一応、ゆるやかーな国境みたいなものはあって、そのうちの日本(らしき国)にある「蚕紋舎」という小さな商店が舞台です。一種のパラレルワールドと捉えてもらったほうが分かりやすいかもしれません。
すでに同時掲載の「公式情報」に書かれた文書やTwitter、あるいはnoteをお読みになった方はご存知かと思いますが、当面は「蚕紋舎」という組織についての設定を断片的に紹介してゆくスタイルで運営をしてゆきます。いわば、世界観固めですね。完全に気の向くままに創作をしているので、正直、最終的にどんなものになるのかは私にもよく分かりません(笑)
そうして世界観を固めながら、一方では物語を創ってゆく作業を行ってゆきます。
さて。
ここが肝だと思うのですが、今回の企画の一大テーマは「物語と現実をリンクさせる」ということです。現実の出来事を、変節させて物語に反映させていく。いわば共時的に物語を創っていきたいんですね。
どういうことか。ちょっと分かりにくいので、例を出してみます。
昨日、吾々の現実世界では「改元」という一大イベントがありました。
私は、このイベントをそのまま利用して、幻想第四次という架空世界の中でも同様の「改元」というイベントが起きた、という設定にしてみたわけです。(「令和」を少しもじって、「紷和」なんて元号を名付けてみたりして)
改元なんて大きなイベントはそうそう起きませんが、もっとミクロな部分で、こういう平行世界への「もじり」を色んな部分でやっていきたい。現実がどんなふうにフィクションを動かすのか。あるいは逆に、フィクションが現実にどんなものをもたらすのか……。
そのために、物語内の時間は、現実の時間は同じ流れで進んでゆくという設定にしようと思います。現実の朝方に起きた出来事なら、物語内でも朝。現実世界が冬ならば、物語の中も冬、といったように。当然、物語内の人物たちも同じように齢を重ねることとなります。
ともあれ、そうしたスタンスで現実×虚構の絡ませ方をしていきたいんだな、ということがご理解いただければ幸いです。
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