第21話 夕方
夕方、僕はレイカさんに言われた通り、証明写真を撮りに行くため自転車で駅の方面向かっている。
レイカさんに質問し損ねたが、幸い今日は襟付きの服を着ており、証明写真の撮影に適したツイている僕である。
サイズも聞き損ねたけど、話の感じから履歴書のサイズでいい…よな?
もし違ったら、自腹を切ってまた撮影に来るか…トホホ
今日は晴れてて、気温も高くなってきたけど、湿度が高すぎず、心地よい天気である。
自転車を漕いでいると、風が気持ちいい。
「お、信号、赤だ」
僕は片足を地面につけて、交差点の前で停止した。
駅はもう見えるところにあり、目的地にはもうすぐ到着である。
僕は腕時計に視線を落とし、時間を確認した。
さぁ、レイカさんから言われてる証明写真を撮って、そのまま向かえばバイトに間に合うな、よし。
バイトの入りの時間から逆算し、写真を撮る事にかけられる時間を頭に入れた。
間に合う、大丈夫。
「ん?まてよ、これも一応バイトの一部みたいなものか?」
僕の1日は授業とバイトに捧げられるのか、、、僕続けられるのだろうか…まあ、大学生っぽいからいいか、アハハ!
そんなことを考えているうちに、信号は青に変わっていた。
「おっと、いかんいかん」
僕は地面を蹴って、自転車を漕ぎ始めた。
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