●???●「エピローグ」

「画して半人半魔の悪魔、阿久根・刹那は魔王となった」


 夏樹市ハイタワービルの屋上から離れた――どこか。暗く、明かり一つ無い闇の中。

 白い装束の男が、ぼうっと光る水晶を見ていた。水晶に映し出されているのは、刹那、奏、クラリスの三人組である。

 彼はその様子を笑みを浮かべながら見つめている。

 

「彼の魔王が世界を滅ぼすのか、あるいは世界を救うのか――楽しみです」


 ですが、と彼は水晶から視線を外し――こちら・・・を見る。

 

「今回の話はこれまで。これからの話は――また別の機会に語られるでしょう。それではその日まで――ひとまず、さようなら」


 彼はそう告げ、慇懃無礼に一礼し――その姿は闇へと溶けていった。

 

 

 

 悪魔狩人は夜を撃ち抜く「魔王戦争」END

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悪魔狩人は夜を撃ち抜く「魔王戦争」 ホムラショウイチ @Scarecrow00

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