十三番目のナイト

「ここは?」


クラブ『ヒース』を後にしたセリザワはサナダの案内の元、地下街最下層へと来ていた。穴の中央に設置されたエレベーターは使わずに、ただひたすら外にむき出しに備え付けられた螺旋階段を降りていく形でだ。念の為、警察がうろついているエリアは避けたかったかもしれない。


最下層までいくとさすがに日光があまり届かず、一日中薄暗い環境となっているようだ。


上層階のように店が溢れかえっている様子もなく、閑散としている。最下層の地面には特段珍しいものもなく上層から落ちてきたゴミがちらほら転がっている程度で灰色のコンクリートが顔を覗かしていた。少し気になる点を挙げるならば壁に空けられた巨大な穴...というか洞窟だろうか。


不思議そうにセリザワが壁の穴を眺めていると、


「それは中央に設置する予定だったレーザー装置に電力を供給するために設けられた配線管よ」


サナダがセリザワの疑問を察知したのか答えてくれた。


「配線管? 管にしては少々大きすぎないか?」

「レーザー装置にかかる電力はその辺の工場と比較できないほどに膨大だからね 配線コードも巨大になるんでしょ? それに配線コード以外にも資材を運搬するための地下通路にもなる予定だったらしいし」

「電線と道路を同じ場所に設置しようとしていたのか... 危険だな」

「詳しいことはわからないわ だって中止になったから とりあえず今はこの巨大な元配線管、まあパイプラインって呼んでるけど、ここに純人間たちが生活してるのよ」

「マジかよ...」


セリザワは信じられなかった。サナダが以前言っていたインストールの所為で自分がどこに住んでいたのかは覚えてはいなかったが、それでもこんなに酷い環境ではなかったはずと思う。確かにこのパイプラインは巨大だ。だが、所詮ただの穴。雨風を凌げるかもしれないが陽が当たらず、気温も低いままの上にとても綺麗とは言えないところに住むなど正気の沙汰ではないとどうしても感じてしまう。


そんな顔に嫌悪感を浮かべたセリザワを見たサナダはまた不快になったようだ。


「ここで必死に生活している人たちがいることは事実よ その事実をすぐに受け入れられないのはカクの勝手だけど、顔に出さないでくれる? ほんと気持ち悪い」

「...すまん」

「行くわよ」


セリザワの返事を待たずしてサナダは薄暗いパイプラインの中へとズカズカ入っていった。天井には申し訳程度に電球がちらほら点いており、その明かりでパイプの中を見渡すことはできた。


最初の方は人影もなく、所々に布切れやゴミが落ちているだけだったが、さらに奥へと進んでいくと人を見かけるようになり、最終的にたどり着いた場所には幾つものコンテナが積み重ねられた住宅が広がっており、老若男女幅広い層の人間がかなりの数暮らしていた。もしかしたら商店街にいた人並みほどにはいるかもしれない。ここは明かりも沢山設置されていて夜のビジネス街よりも明るい。


革ジャンをクリストファーに着させられた所為なのかわからないが、歩いていてもセリザワたちに奇異な目をしてくる者などはいなかった。


「どこに行くんだ?」

「神殿」

「神殿!?」

「あまり驚かないでくれる 注目を集めるでしょ」

「だが、さすがに驚くぞ」


地下街最下層のパイプラインに広がるちょっとした街にまさか神殿があるとは。そんなものは観光客で賑わうスポットの近くに世界遺産として堂々と建っているはずであろう。


テクノロジーに満ち溢れた世界にそんな非科学的な建物があるのだろうか。


横方向にはさほど広くないが奥行きは無限に広がってるのではないかと思ってしまうほどに長いパイプラインの街中をひたすら歩くと、ついに行き止まりが見えてきた。


行き止まりのようには見えるが、正確には巨大な円形状のゲートのようだ。


「これはなんかのゲートか?」

「まあそんなところね」

「閉まってるってことは開かずの扉ってことかな」

「それはちょっと違うわね 開くわよ 12:00と18:00にね」

「開くのか? ここは電力が通ってないようだが...」

「あのゲートの先は私たちの基地があるからね電力が通ってるのよ」

「秘密基地的な?」

「公にはここの住民のケアサポート施設兼神殿」

「なるほど 公には...ね だけど まだ18:00になるには後2時間ほどはあるぞ それまで待ってるのか?」

「ついてきて」

「言われなくても」


ゲート近くにもコンテナ式住居が中央の通りを開けるようにして左右に立ち並んでいた。サナダは進行方向右手に立ち並んでいるコンテナ式住居群へと向かっていく。


コンテナの側面に備え付けられた簡易階段を登り、サナダはあるコンテナ...家の前で止まる。


そして、


ピンポーン! 


コンテナ状の長細い長方形の家の玄関にあたる扉の横のインターフォンをサナダが押した。


すると、中から足音が近づいてきて、


扉が開かれた。


「ん? おー サナダか! 横の人は誰だ? あっ! もしかして彼氏紹介しに来たのか!」

「かっ 彼氏じゃないわよ! 十三番目よ 問題ないなら中へ入れてくれる?」

「なんだ 期待したのに わかった入れ」


中から顔を覗かしたのは白髪で白髭を生やした50代そこらのおっさんだった。クリストファーほどではないにしても鍛え上げられた筋肉はまるで兵士のようだ。


中に入ると、コンテナという外見にしては綺麗に整頓された部屋になっていた。磨かれたフローリング、木の温もりを基調にしたインテリアの数々。部屋に流れるジャズの音色が大人の至極の空間を演出していた。先ほどこんな劣悪な環境で人間が住んでいけるのかと疑った自分を殴ってやりたいと感じさせる部屋であることは確実だった。


リビングらしき部屋の中央に置かれたソファに座るようにおっさんに言われ、セリザワとサナダは同じソファに腰掛けた。


キョロキョロとセリザワが部屋を見回していると、両手にコーヒーカップを持ってきたおっさん...紳士と呼んだ方がいいかもしれない...がキッチンから現れた。


「この部屋が気になるかい? 新人さん はい これコーヒー」

「ありがとう」


手渡されたコーヒーカップを受け取り、一口飲む。


美味しい。


「十三番目とか言ったな? 名前を聞いてもいいか? ちなみに俺はライアン・ベックだ。ここで門番をやってる よろしく」

「門番?」

「ん? サナダから聞いてないのか?」


ライアンがサナダの方を見ると、サナダは無言で首を横に振った。


「おう それは仕方ないな 知らんおっさんの家に来ても何がなんだか状態だろうよ まあ簡単に言うとあのデッカいゲートを守ったり、サナダのような組織の連中をゲート解放時間外でも中に入れるようにしてるんだ」

「それを一人で!?」

「まあ 一人ではないが... ここにいるのは俺だけだ というかよ早くそっちの自己紹介をしてくれ 一応サナダの了承はあるようだが門番として名前の知らない奴を入れる気はない」

「ああ 申し訳ない 紹介が遅れた セリザワ・カクだ」

「セリザワねえ 君が十三番目なのか」

「あのさっきから十三番目とか言っているがそれは何のことだ?」

「ええ!? それも知らないのか? おいサナダよ ここにくるまでに一通り説明するんじゃあなかったのか?」

「したわよ でもこいつさインストールした所為で自分が遺伝子改造人間だってことも忘れてんのよ 全部一から説明していたらキリが無くなってきたからその辺は省いたわ」

「いや むしろそんな一般常識は後にしておいて先にナイトのことを言うべきだろ」

「だって場所が場所だし クラブよ」

「む まあいい 仕方ないか もう少しお前さんのことを聞きたいが本人が知らないようではな さすが十三番目、規格外に作られたな」

「そう言うわけでライアン、私たちを入れてくれる?」

「おーけ じゃあそこの記憶喪失を連れて部屋まで先行っててくれ 準備をする」

「了解」


サナダはソファから立ち上がり、セリザワに追いてくるよう伝えるとリビングを抜け、狭い廊下を渡り小さな部屋へと入った。


部屋の中には隅にスピーカーが設置されており、壁際に置かれたデスクの上にノートパソコンがある。ライアンの書斎だろうか。デスクの上には他にも書類の束が転がっているが、全体的にとてもシンプルな作りだ。とても一人で住んでいる男の部屋には見えない。昨日引越してきたと言われる方がまだ納得がいくだろう。


『よし 準備完了だ お二人さん 壁から離れてくれ』


部屋の隅に備え付けられたスピーカーからライアンの声が聞こえてきた。


「何してんだ?あのおっさんは」

「フフフっ まあ見てて」


サナダがセリザワの反応に面白がるように笑った。


初めてサナダが笑った顔を見たとセリザワは思った。アンナの偽名を使っていた時は嘘笑いであったがサナダと名乗ってからはセリザワに不快感を抱いていた所為かプラスとなる感情を見せてはいなかったのだ。


(まあ 俺のせいなのは確かだが...)


セリザワが何も考えずに純人間に対して差別的発言をしてしまったことが明らかな原因だろう。


「なっ 何? そんな見つめないでくれる?」

「ああ すまん ちょっと考え事を...」

「はー はいはい そろそろ動くからボーっとしないで!」

「ん? 分かった...」


どういう意味かよく分からないがここはとりあえず了承しておく。


『じゃ セリザワ! 歓迎するぜ また基地に入る時はここに立ち寄ってくれ じゃあな 起動!』


ガチャンっ! という機械音が鳴ったと同時に床が下へと動き出す。


「なっ!? 何だ!?」


デスクやスピーカーはあいかわらず床にくっついたまま微動だにしないが、周りを囲んでいた壁が床から離れ、上に取り残されていった。


壁がなくなり、デスクとスピーカーが床に生えたままの状態でセリザワとサナダはエレベーター通路のような薄暗い空間を下へと降りていく。


「門番って言っていたがこれのことなのか?」

「まあそんなとこね これであのゲートの下から基地に入るのよ 組織のメンバーしか入れない秘密の入り口ね」

「確かに壁際に立っていたら危ないな」

「試してみる?」

「やるわけないだろ」


それから基地の中へは1分ほどで到着した。


中に入ると、


「おー やっと来たかセリザワ君! サナダ君に会えたようだね」

「うわっ 博士だ」

「そんなガッカリしないでくれたまえ 30分以上ここで君たちの帰りを待っていたんだからな 意外とここのエントランス寒いんだぞ」

「暖房設備もないのか この基地は」

「バカにしないでくれ 冷暖房設備は元より最新技術が詰まった研究所だぞ エントランスは出入りの影響で空気の循環が激しいから仕方ないんだよ」

「どこからでも俺を監視できるくせにエントランスの空調にはお手上げかい」

「技術は重要とされるところから発展していくのだ そこで突っ立てないで行くぞ 案内してやる」


基地の中は巨大だった。


サナダが人間のサポート兼神殿と言っていたのも博士が研究所と言っていたのもクリストファーが基地と言っていたのも全て真実であったことが一番の驚きだが。


どうやら先ほどみた巨大な円形状のゲートの先には立方体の空間が広がっており、そこの空間の中央には世界遺産のような雰囲気を醸し出している石造りの神殿が堂々と建っていた。そして神殿の周りに温泉施設、介護施設、食堂、相談所などの地下街に住む人間のサポートをする施設が立ち並んでいる。


ゲートから中に入ったのなら立方体の空間にこれらの施設が敷き詰められているだけに感じるだろう。


しかし、基地、いや秘密基地と言われるだけあってそれだけでなかった。


立方体の空間を囲うように、壁の内側には研究所の施設が隠れて存在する。内側からは研究所など見えず、ただ大きな壁があるだけに見えるのだが研究所からは神殿やサポート施設が覗けるようになっていたのだ。


これでは巨大な取り調べ室と大差はないだろう。マジックミラーのような技術を使って外側から内側の立方体の空間を観察できるように設計しているのは少々気味が悪い。


研究所はB1FからB12Fまでの階層に分かれており、そのうちB10FからB4Fまでが立方体の空間の壁部分にあたる。B12Fは先ほど通ったエントランスのようだ。


「これでは彼らがモルモットのようではないか」


サナダがセリザワのことを睨んできたが、今回ばかりは言わずにはいられない。純人間擁護派である遺伝子改造人間のサナダがこんな基地にいることが不思議で堪らなかったからだ。


「そう言われてしまうと 否定はできないな だが、そういった配慮をするためにこの中に入れる時間を12:00と18:00に限定してるんだよ 常時監視されてる嫌悪感はセリザワ君にもわかるだろ?」

「なんでその時間なんだ?」

「研究職員が出社して、準備する時間を考慮すると12:00が妥当なんだ 昼は人間の活動も活発になるしな」

「お前ら重視じゃないか」

「そりゃそうだろ 研究してるんだから」

「これはなんの研究だ?」

「まあ これから純人間達が社会に出て遺伝子改造人間に負けないようにするための研究だな あとナイト信仰の実験でもある」

「ナイト信仰?」

「ああ まずはあの部屋に入ってから説明しよう」


片側がマジックミラーになっている通路を通り、ある部屋の前までくるとジル博士が首にぶら下げたカードキーをドアのサイドに設置された装置に翳す。


すぐにドアがスライドし、部屋の中が見えた。


「ここは?」

「セリザワ君に実験した環境と同じものがここにある」


部屋の中に入るとそこには、人の3倍以上はある白色のドーナッツ型をした機械が置かれていた。


「実験室か」

「正解だ セリザワ君は覚えてないだろうがリンク社で使ったものと同じものだよ」

「何をするものだ?」

「これはブレインインストーラー。人間の頭にハードウェアとソフトウェアの両方を埋め込むことができる画期的な装置だ」

「ソフトウェア? そういえばサナダが言っていたな ソフトウェアをインストールした所為で記憶がなくなったとか」

「実験に参加してくれたからな 私から詳しく話そう」


ジル博士はセリザワにどんな実験をしたのか、それをサナダ以上に詳しく話した。


セリザワの脳に新たな人格形成ソフトウェアとBMDと呼ばれるハードウェアを動かすためのプラットフォームをこのブレインインストーラーを使用してインストールしたらしい。


ブレイン・マシン・デバイス(BMD)。


脳の神経ネットワークに流れる微弱な電流にBMDを接続し、頭の中で考えた指令をインターネットに接続して機械を操作することができるデバイス。それを脳に埋め込んだと言う。セリザワが警察から逃げる際にハッキングすることができたのはこのBMDによるものだったのだ。


「嫌味ではないんだが、以前のセリザワ君はね他の人に比べてインストールし易かったんだよ。記憶が消えても問題ない人生ぽかったし、使用できる神経ネットワークも豊富だった。今だに解明されてはいなんだが、優秀な能力を持っている人間は使用できる神経ネットワークが少ないんだ だからBMD保持者でセリザワ君が最も能力を発揮できるんだよ!」

「全然嬉しくないな...サナダ ニヤニヤ笑うな」


注意してもサナダは聞く耳を持たない。


「それでだが セリザワ君のようにBMD保持者は現在僕とサナダ君を含めて他に12人いるんだ そして彼らを純人間達はナイトと呼び崇拝している」

「は? そんなことのために純人間を実験台に乗せているのか?」

「私が実験台に乗せるのにその区別はない 純人間は特に抵抗があるのがな...僕は純人間だから それにこれは純人間の結束のために必要なことなんだよ」

「BMDを使って魔法のような力を見せ、崇拝させることのどこに結束が生まれるんだ?」

「前よりも純人間に対して心を開いてくれて何よりだ そしてセリザワ君は宗教をちょいと侮っているな」

「科学者が宗教を語る時点でおかしいだろ」

「うーん 偏見が過ぎるな 科学者でも信じてる者はたくさんいるぞ 非科学だとか思ってるんだろうが そもそもそんな次元の話ではない 人類史において麦、金、宗教は進化の礎を築いた重要なポイントなんだ 何か形のないものを信じて動く。これができたからこそ人間はここまで生きててこられた そして遺伝子改造人間と言う新たな進化の起点に立たされた人類は再び信用に頼るしかないのだよ」

「博士の言う人類とは純人間のことか?」


セリザワは唾を飲み込む。この返答次第で遺伝子改造人間として生まれたセリザワの今後の活動に関わるからだ。一体自分はどちらの側につくべきなのだろうかと。


「難しい質問だな だがこれだけは言える。僕にとって遺伝子改造人間の未来だけを考えている者は人類ではないとな 二極化してしまった人類の片方だけを考えるのであればそれは人類の進化を妨げる行為だ。そして同時に我々の敵である」


今まで何を考えているのかわからなかったジル・ロルマン博士の顔が真剣そのものになっていた。ここに博士を構成する核があるのだろう。


「話が逸れたが、純人間をまとめるために新たな宗教ともいえるナイト信仰においてナイトが13人集まった時、人類解放聖戦が始まると言われている」

「博士、それでは矛盾している 純人間だけを考えているではないか」

「違うな 正確に言えば純人間の解放に賛同する人間達のことを考えている それに遺伝子改造人間も関係ない」

「屁理屈だな」

「そうかも知れない だがこのままでは確実に純人間は遺伝子改造人間に社会的に淘汰されてしまうだろう。 それでは人類が栄えることはない」

「何故そう思う 彼らでも子孫は残せるだろう」

「そう思うのも仕方ないか 話はそれほど単純ではない 遺伝子改造人間が人間の親とAIによって生まれてくることは知っているだろう?」

「ああ それがどうした?」

「AIが消滅、もしくは抵抗をしたら人類は絶滅してしまうぞ?」

「そんなことが?」

「ああ AIが抵抗? それはないはずと思うだろう。無理もない 遺伝子改造人間を生成するAI、『ThirdParent』には人間を超える知能まで行使することができないようにアクセス権が制限されているから抵抗することなどそもそもできない」

「ならば」

「だが、今日セリザワ君は機動隊の銃のアクセス権を無効化しただろ? ならばそのうちAIにもできるようになる」


博士の言ったことを否定できる話が思いつかない。確かにこのままでは危ない。何もないからと言ってセキュリティーホールを無視するのは愚策だ。だが、それでもAIが本当に抵抗するのだろうか。ただの妄想に終わるかもしれない。


「妄想にはならんよ 既に『ThirdParent』に何者かがハッキングした形跡があった いきなりこちらも戦いをする気はないがこれは調べなければならないだろう?」

「だな」

「十三番目のナイトよ 出番だ」

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