440.深化篇:創作過程の一部をお見せします(あらすじ)
No.378「分類篇:創作過程の一部をお見せします」を素に仮のあらすじを作りました。
大枠はこの流れで行こうと思っています。
次の箱書きに時間が取られそうですけどね。
あらすじの作例
タイトル
秋暁の霧、地を治む
軍制
王国軍:軍務長官直轄従卒一万人、将軍従卒五千人、うち中隊長従卒五百人、うち小隊長従卒五十人、うち什長従卒十人、伍長従卒五人
帝国軍:大将従卒四万人、うち大隊長従卒五千人、うち中隊長従卒千人、うち小隊長従卒百人、うち什長従卒十人、伍長従卒五人
●八月:テルミナ平原の会戦
王国軍四万五千 対 帝国軍四万
帝国軍中隊長クレイドの遊撃戦術により王国軍が大敗する
王国軍はタリエリ将軍麾下のミゲルとガリウスの奮闘虚しく軍務長官を除く七名の将軍か討ち死に
帝国軍は王国軍ミゲル中隊によりエビーナ大将が討ち取られ、撤退を余儀なくされる
●八月:レイティス国王都
中隊長ミゲルとガリウスが将軍に昇進する就任式。
各々従卒は二千五百人の半個部隊。
●八月:ボッサム国帝都
中隊長クレイドが大隊長を経ずに大将へ昇進。
皇帝はクレイドへ九月に王国軍との戦闘を指示
異を唱えるヒューイット大将とマシャード大将との模擬戦
三戦三勝で二人を黙らせる
●九月:テルミナ平原の会戦
王国軍三万五千 対 帝国軍三万
王国軍は軍務長官に返り咲いたカートリンクが全将軍を引き連れる
帝国軍クレイド大将は王国前衛・中軍を包囲して強く圧迫し、王国軍が反撃の暇を見せる前に勝敗を決する
カートリンクは撤退を指揮するが、クレイドの猛攻が激しくただ後ろに退くだけでは大損害は免れない
ミゲルとガリウスが左右に開き、帝国軍を圧迫して方位が緩んだスキにカートリンクが中央から王国前衛・中軍を撤退させる
帝国の姫大隊長がカートリンクを討ち取ってテルミナ平原終幕
●九月:レイティス国王都
国王ランドルは生還した二人の将軍ミゲルとガリウスのうちミゲルを次期軍務長官に指名し、往古群の立て直しを指示
しかしミゲルは若輩であり軍務に精通しているわけではなかった
それでもクレイドと対戦することは避けられないため、対策を練ることになる
煮詰まったミゲルとガリウスは王都の競馬場へ出向いて、競馬師カイに目をつける
カイの戦略に聞き入ったミゲルは、カイを軍務長官補佐待遇の「軍師」として迎え入れたいとランドル国王に直訴。受け入れられる。
●九月:ボッサム国帝都
クレイドの快勝に大喜びする皇帝を見て、ヒューイットとマシャードは不機嫌になる
皇帝が指示した次の会戦は十月。指揮はヒューイットとマシャードの二人に任せて対抗心を良い方向へ導こうと画策する
クレイドは危惧するが、皇帝は失敗してもかまわなかった。
●十月:カンベル山稜
王国軍一万 対 帝国軍三万
前夜に到着した王国軍は兵を四分割してそれぞれの谷に配置
それを見た帝国軍も軍を四分割して迎え撃つ
王国軍は暁で霧が立ち込める戦場において、帝国軍に気取られることなく一箇所に集まり、そのまま奇襲攻撃に打って出る
一万対七千五百の戦いは王国軍の圧勝となり、王国軍はそのまま軍を進めて帝国軍に合流する時間を与えずに三隊を相次いで撃破する
三倍の帝国軍に勝利した王国軍は喜んでばかりもいられなかった
待ち構えているのは帝国最強の大将クレイドである
●十月:レイティス国王都
大勝に喜んだランドル王は、ミゲルから次の相手がクレイドであることを知らされ、気を引き締めた
平地で三倍の敵に勝つことはまず不可能である
ミゲルとガリウスは軍師カイに対策を尋ねるが、カイは平然としていた
平地なら平地の戦い方がある。
そう答えて練兵の準備にとりかかった。
●十月:ボッサム国帝都
カイの戦術にまんまと乗せられたヒューイットとマシャードが死に、残る大将はクレイドのみ。
大隊長を大将に取り立てることもできるが、皇帝レヴニスは己が最強と認めたクレイドにすべてを賭けるつもりでいた。
クレイドはカイの戦術の真意を看破し、兵力分散が危険であることを熟知した
決戦はテルミナ平原で行なうことを想定し、兵力分散の愚を犯さないよう肝に銘じる
●十一月:レイティス国王都
戦前に敵味方の兵を思い、ひとり物思いに耽るミゲルにガリウスが声をかける
戦争であっても人殺しはできるだけしたくない、というのがミゲルの行動理念である
だからこそ部下は彼を慕って奮闘してくれるのである
その場にカイも登場し、ミゲルの思いと戦略的な観点からの敵兵力削減の意義を説く
その言葉を聞くうちにミゲルはある決意をするのだった
●十一月:テルミナ平原
クレイドは王国軍に先立ってテルミナ平原へと兵を進め、王国軍の到着を待つことにした
一定距離に近づいたら、双方が宿営地を設置して一夜を明かす
夜が明け、平原には秋暁の霧が立ち込めている
来月になれば冬が到来し、霧が発生することもなくなる
今季最後の秋暁の霧の中で激戦が始まる
●十一月:テルミナ平原
戦況は軍師カイの想定したとおりに進み、帝国軍に気づかれないよう敵兵の数をじわじわと削り取っていった
――(後略)――
最後に
今回は「あらすじの作例」について述べてみました。
物語は十二月、一月と続いていきますが、ネタバレになってしまうため、ここまでの公開にとどめてあります。
各々のエピソードに一章を使っていく形になりますので、連載していくと15万字は超えてくることになりそうです。
まぁ「神話」に詰め込みすぎるのはよくないから、このくらいで収めたい。
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