応援コメント

334.執筆篇:見た目の文体」への応援コメント

  • 書店で手にとった本をぱらぱらとめくった時、ぱっと目に飛び込んでくるもの、『字面』ですね。この『字面』というものにも、いつのまにか好みというものが出来て、その本を買って読むかどうかの判断の基準になったりします。自分の書いたものも、ぱっと見ただけでわかったりもします。

    ところで、以前に「小説は2次元で表現する芸術である」とかいう言葉が出てきて、(ちょっと曖昧なのはお許しください)、「おお! 小説も芸術なんだ!」とすごく感銘を受けました。芸術であれば、人とは違う独自の世界を切り開きたいものです。しかしながら、そこに「万人に好まれる技術を学んで、売れる」となると…。
    どの分野においても、創作者として両方を目指すのは、かなり難しいことのように思われます。

    作者からの返信

     明千香様、コメントありがとうございます。

     まさに「字面」ですね。「見た目の文体」がどれだけ重要なのか。
     横書きが主であるウェブ小説の場合は、縦書きルールだとどうしても詰まって見えてしまいます。
     そこをある程度改行や空行を入れて軽くしていくわけです。
     紙の書籍になったときの見え方も想定してあるとなおよいのですが、それでウェブ上の人気が出るかは別の問題ですからね。

     ちなみに小説は「一次元の芸術」ですね。
     二次元は絵で、三次元は像になります。
     小説は一本の長い巻物に一字ずつ書いてあって、それを下までズズズッと読んでいくことになるので線(一次元)で表現された芸術なんです。
     どんな書き方をしても自由であり、書き手の個性が表れます。
     だからこそ、読み手にどう受け取ってもらいたいかも想定して書かないといけないんですよね。